人間ドックに行ってきました。

昨日の東京はずいぶん暖かくなりました。
木々のつぼみがぷっくらと膨らんで、
一歩一歩春が近づいてくるようですね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
昨日は夫と共に人間ドックへ。
朝ごはん抜きで、
「問診票持った? 保険証持った?」と大騒ぎしながら出かけました。
今回、大腸の内視鏡検査は別日なので、
また来月初めに行かなければいけません。

思い返せば、ちょうど去年の今ごろは、
人間ドッグで見つかった大腸のポリープ除去手術で
人生初めての入院。
検査結果が出た3月までの5か月あまり、
本当にもやもやとした気持ちで過ごしたんだったよなあ。

若い頃は、検査と言っても「はいはい〜」と気軽に受けていたけれど、
この歳になると、
何かしらの不具合が見つかる可能性が少しずつ高くなってきます。

帰りに、スーパーでひと口サイズの道明寺を見つけました。
かわいい〜。

体の心配はあるけれど、
甘いものはやっぱりおいしい!
それなら、「わあ、もうすぐ春よね〜」「和菓子っておいしいよね〜」
と、いいことにフォーカスして生きていきたいものだなあと
改めて思った1日でした。

そして……。
1月17日は、阪神淡路大震災から29年目でした。
あのとき、兵庫県にある実家では、
家中の家具が倒れ、食器が割れ、
水やガスは止まり……。

それでも、両親は、今より29歳若くて、父は62歳、母は52歳でした。
母なんて、今の私の年齢より若い!
給水車に水をもらいにいき、
マンションの4階まで運ぶ……ということが、
あの両親の年齢だからできたんだよなあと思います。

当時30歳だった私は、
自分の仕事のことでいっぱいいっぱいでした。
ちょうど、取材のアポイントを入れたすぐ後の地震が起こり
何軒かがキャンセルになり、
どうしよう……と自分のことばかり考えていたなあと思い出します。

もし、両親が90代と80代になった今、あんな地震が起こったら
水も運べないだろうし、割れた食器を片付けることだってなかなか……。
私は飛んで帰って、手伝うだろうと思います。

そして、もし数年前に母のプチ介護をしなければ、
私は両親とこんなに密接な関係を築けていなかっただろうなあとも……。

時は流れ、みんな歳を重ね、いろんな偶然が重なって、
ものごとは変わっていきます。

 

遠い未来、どうなるかなんてわからないし、
過去は変えることはできない……。
だからこそ、今年の目標「何事も楽しんでやる!」が有効なんじゃないかなあ〜。

お茶を入れて、ミニミニ道明寺を楽しんでいただく!
それでいいんじゃないかなあと思っています。

みなさま、今日もいい1日を!

 


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