発信することは自分を知ること。

こんにちは。せいかつ編集室の大木春菜です。
アウトプットにまつわる連載、第5回目の記事は、私が一番大事にしているメッセージ「発信することは自分を知ること」についてです。

 

私は、情報発信のサポートを生業としています。
企業のSNSやウェブサイトでの発信関係から、セミナーやオンラインサロンなどで、個人の情報発信や言語化などのお手伝いをしています。

たくさんの方の情報発信にまつわるお悩みを聞いているなか、圧倒的に多いのが「発信してみたいんです!でも・・・」という声です。「でも・・・」の部分を掘り下げていくと、こんな声が上がります。

・平凡な毎日で、変わったことなんてないから
・あの人みたいに素敵な生活してないから
・私には宣伝することがないから
・文章を書くのが下手だから
・写真も上手に撮れないから

「発信したい!でも・・・」という人は必ずと言っていいほど、今発信できている人に対して「いいなぁ」と思いながらも、どこかそれを自分がするのは「おこがましい」「恥ずかしい」「私には無理」と思っているような気がします。

 

今回は、そんな方に声を大にしてお伝えしたいです。

「発信することは、自分を知ること」 なんです。

 

自分を知れば・・・
外側の要因に惑わされず、心穏やかに過ごせます。
パートナーシップもよくなります。
仕事も上手くいきます。

 

・・・なんだか怪しい広告のようになってしまいましたが(笑)

実際、「自分を知ること」って楽しく生きるための最強のツールだと、私は思っています。

自分を知れば、自分で自分のことを大切にしてあげられる。
「自分軸」で生きることができます。

どうして発信が自分を知ることにつながっているかというと、表現したいモノゴトには、たくさんの「自分」が含まれているから。

食べ物について書きたくなったら、
「私って、食べ物すきなんだなぁ~」

仕事論を述べたくなったら
「仕事について定義し直したいのね」とか。

書いている内容から自分を知ることができます。

 

でも、それだけなら「自分の日記」に書いただけでもいいですよね!第三者に発信することで「自分を知る」とは、どういうことなのでしょう・・・。

 

私は、フィードバック(反応)に「自分を知る大ヒント」が隠れている!と感じています。

 

人って、自分で自分のことを知るのは難しいです。

他人の目から見て、どう映っているのかな?
どんな「得意」があるのかな?
私ってどんな存在なんだろう。

 

これを知るには、自分以外の人からの視点が必要だと思うのです。
例えば、自分の発信についたコメント、感想などから自分を俯瞰するのがおすすめです。

私は過去に、手製本をつくっていろんなイベントや店舗に置いてもらっていたことがあるのですが、その時にメールでこんな感想をいただきました。

 

美大生の●●と申します。実は長い間、スランプに悩んでいました。そんな時、大木さんの作品を見て、いい意味で「こんなのでいいんだ!」と励まされました。肩の力が抜けた気がします。

 

予想外の感想にびっくりしました。まさか、自分の需要が「こんなのでいいんだ」と、人を励ますところにあるとは・・・(笑)

 

イラストや文字を切り貼りして、コンビニでコピーしてホッチキスで留めて作った本・・・自分では、かなり気合を入れてつくったつもりでした。

 

作品をつくるなら
すごいと思われないといけない。
たくさん売らないといけない。
上手でなくてはならない。

 

そんな風に思っていました。
でも、私には私にしかできないことがあった。
それは、「こんなのでいいんだよ〜」と、人を励ますことだったのです・・・!

そう、この連載も「こんなのでいいんだよ〜」とアウトプットを後押ししたい気持ちで書いています♪

わたしってどんな存在?
どんなことが得意なのかなぁ?
自分にできることって、どんなことだろう。

 

そのヒントを見つけるために、
まずは自分の好きなことを、発信してみませんか?

 

発信し続けていれば、新しい自分に出会えるかもしれません。


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