今日から7月ですね。
梅雨がどこかにいってしまったようで、東京は朝から快晴です。
近所のお宅の庭に、ぽっかりと朝顔が咲いていました。
きれいだなあ〜。
石垣島の「ぺんぎん食堂」オーナーの辺銀愛理さんがよく、
自然の美しさのことを「神様デザイン」とおっしゃっているけれど、
その通り!と思います。
先日NHKプラスで、
阪神の湯浅投手のドキュメンタリーを見ました。
私は、野球選手のことをまったく知らないので、
湯浅選手の名前も、この時初めて知りました。
2年前のWBCで大谷選手と共に活躍したのに、その後体調が急に悪くなり、
胸椎黄色靭帯骨化症という国指定の難病であることがわかったそう。
手術、リハビリを経て、今年一軍に戻ってくるまでの密着取材でした。
「病から立ち直るドキュメンタリー」って、
言ってみればよくあるかもしれないのですが、
手術後も、思うように回復しなかったり……
とその姿を見ながら、「夢を見続ける」ってこういうことなんだなあ〜
と改めて思いました。
そして、私もそろそろ卒業しよう、と思ったのでした。
私は、いつも「いいことが起こりそう」であっても、
「いやいや」とそれを否定して
「最悪の事態」を想定しがちです。
「今、よくても、これから先、どうなるかわからないし……」
と、両手をあげて万歳しないタイプ。
ましてや、「この先こんな素晴らしいことが、きっとやってくるはず」
と妄想の中の夢なんて、とても信じることができません。
でも……。
自分の体が元に戻るかどうか、確証がないのに、
必ず一軍のマウンドに戻ってくる、
と信じ続けた湯浅選手の姿に
そろそろ私も「これから先のいいこと」を、信じてみてもいいのかも、と思ったのでした。
「最悪の事態を設定」しがちなのは、
「いいことがある」と信じていて、そうならない時にがっかりしたくないから。
大きく夢を描いたら、
それが敗れた時のショックが大きくなる……。
だから、確証のない夢なんて描かないようにしよう。
ずっとそう思ってきたのです。
でも、湯浅選手は「病気になった方がよかったとは言わないけれど、
この体験は宝物です」と語っていました。
そう!
私は優等生体質だから、失敗したくないのです。
でも、失敗しなくちゃ学べないことがある。
だったら、夢を描いて、それが実現しなくたって、
その夢破れる経験の中に、次の扉が必ずあるはずなのです。
だったら!
そろそろ人生後半に、夢を描いてみてもいいのかも。
突拍子もない、壮大な夢でなくてもいいんです。
「こんなことあったらいいな」というささやかな未来を信じてみたい。
子供の頃、近所の原っぱに小さな川が流れていました。
そこをエイッと飛び越える遊びが流行っていました。
絶対飛べる!
と飛んだ後の自分を想像しながら、
助走をしてエイ〜〜ッと飛ぶと、必ず成功!
でも、ちょっとでも「あれ?飛べるかな?」「大丈夫かな?」
と不安になると、川の手前で足踏みして、飛べなくなってしまいます。
あれときっと一緒なんだろうなあ〜。
よく、夢を叶えるには、細かなディティールまで想像して……
みたいなことを言うけれど、
「できた姿」をくっきり思い浮かべることは、意外に重要なのかもしれません。
「できるかな?」「できないかな?」
その狭間で揺れて、なかなか勇気が持てないとき、
「失敗したって、そこから学べばいいじゃん!」と思えば
エイッと飛べる気がします。
さあ、私はどんな夢を見ましょうか?
みなさんは、どんな夢を描きますか?
今日もいい1日を