「今日の結論を出す」という覚悟

朝、まだ雨が降っていなかったので、ウォーキングに出かけたら、
途中からポツポツ……。
腹を決めて、濡れながら歩いてまいりました。
最近は、南天が花盛りです。

昨日、「私を見つけてプロジェクト」で以前ご紹介した、田口君江さんから
ゴロゴロのジャガイモが届きました。
実家のご両親が育てていらっしゃるのだとか。
男爵、北海こがね、とうや、の3種類。
「何を作ろうかなあ〜。ポテサラ? コロッケはこないだやったしなあ〜」
と悩んだ結果、シンプルにじゃがいもの味が楽しめるスープに。
スープの味がじゃがいもに染みて、
ほくほくして、とってもおいしかったです!

さて……。
先日、たまたま本屋さんで見つけた
コピーライターの荒木俊哉さんの著書
こうやって頭のなかを言語化する」(PHP)
を読みました。

とってもわかりやすかったなあ〜。
わかりやすく、平易な言葉を使いながら、
真実をばしっと掴んで明確。
本当のことは、シンプルなのだと改めて思いました。

電通でコピーライターとして活躍し、
数々の広告賞を受賞されている荒木さんが、
自分の頭のなかを言語化し、思考をまとめるためのノウハウを
教えてくださっています。

後半は、そんな思考を整理するための超シンプルノート術が
具体的に解説されています。

ノートに「できごと+感じたこと」をメモしていくのですが、
それにプラスして、必ず
「現時点での『結論』を1行で書く」
のだそう。

むむむ……。
私はこの「結論を出す」ということがめちゃくちゃ苦手なのです。

もやもやと考えていることがあり、
なかなか出口が見えなくて、悶々とする……。
でも、そこに無理やり結論を出してしまうと、
自分に嘘をついているような気がして、
もやもやしたまんま、の方が真実のような気がしてしまう。

だから、結論を先延ばしして、置いておきたくなるのです。

でも……。
荒木さんはこう書いていらっしゃいます。

「どんな問いであれ、生活は1つではありません。
そんな状況で『いちばん大切にすべきは、これです」
と胸を張って自分の『結論』を言葉にできることは、
答えのない今の時代において、とても価値のあることだと思います」

そう、荒木さんも「答えのない今の時代」とおっしゃっているのです。
「それでも」
無理やりにでも、自分の中からベストの結論を引っ張り出す……。
うやむやに終わらせず、「今」の状態で見つけられるものを
「最終形」として、きちんと「形」にしておく、ってことです。

荒木さんの言葉はこう続きます。

「さらに、自分の『結論』をはっきり言語化できていれば、
仕事やプライベートで次から次へと押し寄せてくる
数々の難題を乗りこえていく力になる。
たとえ、うまくいかなくても、納得して次に進むことができる。
私はそう考えています」。

これは、きっときちんと自分に「落とし前」をつけながら、
前に進むってことなんだろうなあ〜。

結論は正解じゃなくてもいい。
今の自分にわかることでいい。
それを、もやっとしたままではなく、
ちゃんと形にしてノートに書きつけておく。
そうすると、その結論は、自分に意識化されて、
もし、それが違っていても、
何が違うのか、どう違うのか?と考える礎になるってことなんだろうなあと思います。

思い返せば、私は、「どうせわからないし……」と
考えることを途中で放り出していたのかも。
ちゃんと最後まで考え切る。
そんな習慣をつければ、「次」の思考のスタートが切りやすくなるんだな、
と納得しました。

今日の結論。
「わからなくても、ちゃんと最後まで考えて、今の結論をノートに書いておく」。

みなさんは結論出せますか?

今日もいい1日を


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