一足早く、梅雨がやってきたような曇り空が続いています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて……。
週末は、5年ぶりに松本クラフトフェアに行ってきました。
コロナ前は、ほぼ毎年行っていたのに、
コロナ禍になってから、
一度も行かずに月日が過ぎてしまいました。
久しぶりの松本は、緑が瑞々しくて、
空気がきれいで、やっぱり本当に好きな街だなあ〜と思いました。
20年以上前、初めてクラフトフェアに行ったときには、
すべてが刺激的で、会場を足が棒になるほどぐるぐる歩き回って、
本当にワクワクしたものです。
今は、ちょっと落ち着いて、
午前中だけ、さっと見て周り、
午後からは、おいしいものを食べて温泉に入ってゆっくり。
必ず立ち寄っていたフレンチビストロは、
変わらぬおいしさで、嬉しかったなあ〜。
サバのソテーが、マッシュポテトの上にのって、
白菜の炒め物が添えられています。
ここ数年、クラフトフェアで買うのは、
用途のないものが中心です。
今回買ったのはこれ。
和泉博子さんの小さな人形。
まあるい台座の上にちょこんと立ってかわいいでしょう?
とことん削ぎ落とした美しいフォルムで
さっそく玄関に飾ってみると、
凛とした空気になりました。
もうひとつがこれ。
アートユニット「Olectronica」のもの。
なぜか、ふたつとも立像でした。
思えば、5年前ぐらいにクラフトフェアに行ったときにも
渡邊文矢さんの木彫を手に入れたんだったなあ〜。
人をかたどった像は、
なんだか祈りを秘めているようで、
心惹かれてしまいます。
車の中で、ご飯を食べながら、会場を歩きながら、
夫とあれこれおしゃべり。
日常を離れて話すと、
きちんと耳を澄ますようになるなあと感じます。
普段は、仕事やご飯づくりの段取りを考えながら聞いているので
どこか上の空。
自分に関係があること、大事だと感じること意外は、
自然に耳が閉じてしまっているよう(笑)。
ちゃんと「聞く」ことで、
なにげない雑談の中でも、
夫がこれからの仕事について、どう考えているかとか、
人との関係で何を大事にしているとかを
読み解くことができます。
「へ〜、そんなこと考えてたのね〜」
と思うたびに、
いつもは、たくさん聞き流してしまっていることを反省しました!
開運堂でお菓子も買って、満足して帰路につきました。
現地では、三谷龍二さんや竹俣勇壱さんなどの作家さんにも
久しぶりにお目にかかり、
松本は、再会の場でもあるなあと実感。
昨年亡くなった木工作家の柏木圭さんが、いつもいらした芝生の広場には
追悼のオブジェが飾られて、
思わず手を合わせました。
思えば、初めて行っていた頃の作家さんの息子さん、娘さんたちが
活躍するようになりました。
当時常連だった作家さんは、すっかり大御所になられて……。
月日が経つのは早いなあ〜。
こうやって、毎年訪ね続ける場がある、ということは
幸せだなと改めて思います。
みなさま、今日もいい1日を。