頭を忙しくしないように。

大丸札幌店での「おしゃれとおへそのお買い物展」は、昨日無事終了しました。
来てくださった方、出店者のみなさま、本当にありがとうございました。

私はひと足早く、東京に帰ってきました。
家につくと、紫陽花の花が色づき始めていました。
荷物を片付けてほっとひと息。

イベント中は、いろんな方にお会いできて本当に楽しいのだけれど、
会場とホテルの往来は、日常と切り離されていて、
なんだか、意識がふわふわと上にあがっているような感じ。
自宅に戻って、「そういえば、私……」
と自分のお腹をやっとつながった気がしています。
やっぱり自宅って、外で得た刺激を持ち帰って、ちゃんと消化する場、
定点のような場なのだなあと、あたらめて実感しました。

実は昨日札幌をたつ前に、苣木さんから紹介してもらった
鍼灸などで体を癒してくれる治療室「SANRi」さんに伺いました。
平井かずみさんのsioriでも「旅する治療院」を開催されていて、
以前から一度診ていただきたいなあと思っていたのです。

朝の時間に無理やりあけていただけることになり感謝。
「特に、私、悪いところないんだけどなあ」
「そんなに疲れていないし」とは思っていたのですが……。

以前のイベントの際、トークイベントを毎日やって、
夜は、出店者の方々と入れ替わり立ち替わりご飯を食べに行って……
という日々を過ごしていたら、後半疲れがたまって体調を壊してしまったので、
今回は夜の会食をぐっとがまん。
毎日百貨店の地下でお弁当を買って帰り、
夜はゆっくり休むように心がけていました。

上の写真は、冷たいお弁当が続き、温かいものが食べたくなって
ほかほかの肉まんと、中華のおかずを買って帰った日。(笑)

だから、今回は割と元気なまま、乗り切れたと思っていたのです。
ところが……。

脈拍やお腹の状態などをみていただくと、
「かなりの緊張状態が溜まっていますね」と仲尾あやこさん。

とても丁寧に、足や腕にお灸をして、鍼を打ってくださいました。
寝ている私から足元などは見えないのだけれど、
今まで何度か受けた施術よりも、ずっと細やかで、ずっと丁寧だなあと
体が感じておりました。
これは、肝臓を中心に体の内部に効くのだそう。

それが終わると「SC60」というボールのような器具で、肩や背中をグリグリ。
「うう〜」と声が出るほど、肩は痛いし、
背中はくすぐったい。
「痛いより、くすぐったい方が重症なんです」と聞いて驚きました。

私は、めちゃくちゃ鈍感なので、肩こりを感じないタイプ。
触れられて、押されて、初めて
「うわ〜、私、カチカチだったんだ」と気づきました。

こうして、内と外から施術をしていただき、すっきり!

改めて知ったのは、「疲れていない、と思っていても疲れている」
ということでした。

施術が終わってから、いろいろなお話をしてくださって、
私は、いつも頭が忙しくて、どこか緊張しているので、
夜ほんのひとときでも、それを開放する時間を作ればいいですよ、
とアドバイスをいただきました。

確かに、「夜は仕事をしない」と決めてはいるけれど、
テレビを見たり、本を読んだり、その日あったことをノートに書いたり、
オーディブルやポッドキャストを聴いたり……。
私の頭はず〜〜〜っと、寝るが寝るまで忙しいよなあと気づきました。
そっか。頭を休ませることが必要なんだって……。

「香りもとても効果的だし、ストレッチポールにのるだけでも、
深く呼吸をするだけでもいいんです」と仲尾さん。

そこで、昨夜帰ってから、夕飯の後はテレビを消し、音楽をかけて、お香を焚き
ゆっくり過ごしてみました。
ほんの少しの時間だったのだけれど、
こうやって、「止まる」って大事なのですね〜。
習慣として定着できるよう、しばらく続けてみようと思っています。

夕飯後に、やっと「たべるとくらしの研究所」のタルトタタンをいただきました。
カラメルにバターを入れず、焦がした砂糖とりんごのみ、
というだけあって、思ったよりずっとさっぱり!
でも、ほろ苦さが味に深みを生んで、
おいしくいただきました。

「テーブルの片隅にひっそりと置かれた果物が季節の香りをはこんでくれる。
そんな日常のひろがりをイメージしてタルトタタンを作り続けています」

という明子さんの綴られた言葉を思い出しながら、いただきました。

さあ!
またいつもの生活が始まります。
体の声を聞いて、無理をしすぎないように。
そして、笑顔で過ごせますように。

明日は、いよいよモデルのはまじさんとのトークイベントがあります。
まだお席はあるようです。
オンラインでの参加も可能です。
よかったら、ご参加くださいね。
くわしくはこちらを。

今日もいい1日を〜。


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