モッコウバラがあちこちのお宅の庭で咲き始めていますね。
アーチにしてあったり、壁面いっぱいに伸びていたり。
みっしりと咲いている姿は圧巻で、
見つける度に「あっ、モッコウバラ!」
と口に出してしまいます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
金曜日には、NHKの「おとな時間研究所」の放送で、
いろんな方から「見ましたよ〜」と連絡をいただきました。
ありがとうございます。
編集された状態では、私も当日初めて見たのですが、
あれこれ反省しかり……。
いちばん感じたのは、
「わあ、常盤貴子さん、こんなこと素晴らしいこと語られていたんだ〜」ってことでした!笑
収録の時にも、確かに横で聴いていたはずなのに、
ちっとも聴けていなかった……。
私は、せっかく出演するのだから、
「いいこと言わなくちゃ」「ちゃんとしゃべらなくちゃ」
と自分が語ることでいっぱいいっぱい。
そして、たぶん「私がいちばんいいこと言わなくちゃ」
と思っていたはず。
つまり、「常盤さんよりいいこと言わなくちゃ」
って思っていたってことです。
ああ、なんてこった!
ちゃんと放送を聴いてみたら、
常盤さんはめちゃくちゃしっかりといいことを語られていて、
さらに、杉浦アナウンサーは、ものすごく冷静に
きちんと場を回されていて……。
そんなことに現場ではまったく気づかなかった……。
そして、たぶんこんなことが、普段も起こっているんだろうなあと思ったのです。
「私がいちばん正しい」と思い込むあまり、
まわりの人の言葉が素通りしてしまう……。
「誰かに負けまい」とするあまり、
目の前の人が本当に言いたいことを理解できない……。
改めて、「自分を明け渡す」こと。
「ちゃんと負けられる人になる」ってことの大切さを
感じたのでした。
少し前に、取材でたまたま「ヨガ哲学を広く浅く学んだんですよ」
という方がいらして、
「ほ〜!」と思いました。
私もヨガを習っていた時期があるし、
周りにヨガをやっている人も多いのに、
ちっともちゃんと学んだこと、なかったなあと思ったのです。
そこで、まずは本を読んでみようと……。
でも、どの本がいいかわかりません。
そこで、ヨガ講師でもありチッタ手帳の考案者でもある
青木千草さんに「ヨガ哲学を学ぶための、初心者用の本を教えてくれませんか?」
とメールしてみました。
これ、私にとってはすごく珍しいことなのです。
すぐに「忙しいからこんなことお願いしたら悪いかなあ」
と思ってしまう……。
でも、今回はちゃんと「負けてみよう」と思って連絡したのでした。
「負けてみる」というのは、
私にとって、「悪いかもしれないけれど」という状態のこと。
「忙しいかもしれないのにお願いする」
というのは「相手に頭を下げる」ってことです。
すると、すぐに千草さんから3冊の本のamazonのURLが送られてきました。
できる女は仕事が早い!
打てば響くような反応はさすがです。
それが上の3冊でした。
これがね〜!
もう3冊ともとってもよかったのです。
夢中でアンダーラインを引きながら読みました。
その中でもとても心に残ったのがこんなこと……。
「マインドの手綱を操ろう」という章でした。
「あなた自身が馬になってはいけません。
あくまでも自分自身が馬の背中でコントロールするというマインドで
生きてゆくことが大切です」
「たとえば目的地にたどりつくだめに
川を渡らなければならないとき
目の前にボートがあれば乗せてもらうことも
選択肢の一つだと知っていることがヨガです。
なにも自力で泳ぎ切るからえらい、
という話ではないのです」
(ヨガライフ ケン・ハラクマ著より)
「こうありたい」「こうしなくちゃ」
「あの人より上手に」
など、自分のいろんな想いから抜け出して、
自分をちゃんと馬の背から眺められるように……。
しばらくは、自分を「そこ」においておく、
自分を「抜け出す」練習をしたいなあと思うこのごろです。
みなさんは、自分のことどう見えていますか?
「おとな時間研究所」の再放送は17日(木)の午後0時15分です。
今日もいい1日を