実は先週1週間、朝のウォーキングをお休みしていました。
ちょっと風邪気味で咳が出て
その上、大きな撮影がひとつあったので、
体力を温存しておこう、と思ったので……。
やっと緊張する撮影を終えたので、週末からまたウォーキングを再開。
1週間ぶりに早朝に外に出ると、
すっかり日の出が早くなって、
いつものポイントに行くと、
まさにまんまるで、真っ赤な朝日が登ったところでした!
ここ数日の東京は昼間は20度越えで暖かく、
とても気持ちよい気温です。
足元には、クロッカスやすみれなど、たくさんの花が咲き、
どこからか沈丁花の香りも漂ってくるようになりました。
ああ、やっぱり私にとって朝のこの時間は、
なくてはならない「おへそ」=習慣だなあと再確認しました。
朝、外に出ることは、
自分の暮らしから一歩外に出ることにもなるなあと感じています。
朝目覚めて、そのまま掃除や洗濯をはじめ、
そのまま書斎にこもって仕事を始めると、
どうしても、視点が家の中だけになるので、
「昨日の続きの今日」になってしまいます。
それが、ウォーキングに出ることで、
家の屋根の上には、大きな空が広がっている。
私が寝ている間に、地球が回転して、太陽が沈んで上る、という
宇宙の時間が流れている……。
そんな「いつもよりひとまわり大きな目」で
日常を見ることができる気がします。
この、自分の日常を「一歩引いた目で見る」ということが、
とても大事だなあと感じるこのごろ。
今までは、毎日目の前にあるタスクをこなすだけで精一杯で、
「今日」という日が、
1週間の中で、どういう役目を果たすのか?
1か月というスパンの中で、私は今、何をしておいた方がいいのか?
この後、2か月、3か月後に、私は何をしていたいのか?
ということを、まったく考えていなかったなあと思います。
歳を重ねると、「何をするにも、準備時間が必要で、そこに行くまでには時間がかかる」
という当たり前のことがわかってきます。
若い頃は、何かをやったらすぐ結果が出ないと気が済まなくて、
準備して「待つ」ということがなかなかできませんでした。
でも「急いでも、やっぱりコレを形にするには、半年がかかったなあ」
など経験値があがってくると、
「半年」という時間が、「必要」だということが理解できるようになってきます。
たとえば、クローゼットの中を半年かけてもうちょっと使いやすく変えていこう、とか、
半年後に、このサイトで新しいコンテンツを立ち上げよう、とか、
友達と、3か月に一度報告会を開こうとか……。
そんな長い目で見た計画に、やっと目が向けられるようになったかなあと思うこのごろ……。
朝のウォーキングの時間は、
「今」から一旦離れて、「今」からつながる、過去と未来を「線」で繋ぎ、
「線」の中の1点である「今」を感じるために
とても有効だなあと思います。
そして、歩きながら、「ああ、私はシアワセだなあ」
と感じることができるのも嬉しいところ。
私は極端な怖がりで、ペシミストなので、
「シアワセだなあ」と言ってしまったら、
次に悪いことが起こったら、がくんと落ち込んでしまいそう。
だから、「シアワセ」って言っちゃだめ、
とどこかで思ってきました。
でも、たとえちょっと気になることがあっても、
それは、きっと未来のための力になるはず……。
少しずつ、そうやって思考の癖を修正していくと、
「シアワセだなあ〜」と言えるようになってきました。
30分歩いて帰ると、
体が温まって、頭がシャキッと目覚め、
1日のエンジンがかかる、というのもいいところです。
先週お休みしていた時には、
「じゃあ、ストレッチもなしでいいか」
「掃除も今日はパス」
と、どんどんいろんなことを「やらない」方向へ。
すっかりズボラ人間になってしまいました。
ルーティンって大事ですね〜。
毎日同じ順番で繰り返すことが決まっていると、
自然に体が動いて、
自分の調子が整ってきます。
毎日元気に外に出かけて、
空を見上げ、足元の草花に話しかけ……。
そんな時間を過ごせることに感謝します。
昨日は、新宿パークタワーの「OZONEリビングセンター」で
Emiさんとのトークイベントでした。
テーマは「心と部屋を片づけて自分らしく暮らすヒント」
このサイトでお知らせする前に、定員がすくいっぱいになって、
60名のみなさんが、熱心に話を聞いてくださいました。
お越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
いつもトークイベントのときは、
次に何を話そうかと話ながら考えて、
時間配分を計算し……
とひとりであれこれ気を使わなくてはいけないのですが、
今回は、Emiさんがめちゃくちゃしっかりと場を回してくださって、
「〇〇な人、手をあげてください〜」
とか、
「ちょっと隣の方とシェアしてみましょうか?」
と会場を巻き込んでのトークを繰り広げてくださり、
写真をスクリーンに写す操作もおまかせしっぱなし。
ラクチンだったなあ〜。
頼れる人がそばにいるって、素晴らしいなあと改めて思いました。
トークイベントの前に、
早めに待ち合わせてふたりでランチを。
1時間半の限られた時間、しゃべりまくりました(笑)
ふたりの「これから」のことをいろいろ話し、
私もうっすらと考えている未来の話を聞いてもらいました。
「一田さんは、もうそこに行く時期だって、実はこっそり思っていました」
とEmiさんに行っていただき、「え〜〜!」とびっくり。
誰かに客観的に、自分のことを観察して意見を言ってもらうって、
本当にありがたい。
いろいろ刺激をいただきました。
何がふたりの未来につながっているか……。
これからちょっとずつご報告していくことになると思うので、
お楽しみに〜!
みなさんはが、「鳥の目」=俯瞰の目で「今」を見てみたら、
何が見えるでしょうか?
今日もいい1日を。