またこの季節が巡ってきました!
「ろぼ農園」さんから届いた文旦!
さっそく週末に、皮をむいて、刻んで、コトコト煮込んで……。
ジャムづくりをいたしました。
火にかけると、部屋中に文旦のあまずっぱい香りが広がります。
「あ〜、そうだった、この香り、この香り〜!」
と「いつもの香り」にほっとします。
毎年、同じことを繰り返すことができる幸せを、
やっと噛み締めることができるようになったかなあ〜。
少し前の話ですが、
NHKプラスで、「プロフェショナル仕事の流儀」で栗山英樹さんの回を見ました。
去年、日本ハムの「チーフ・ベースボール・オフィサー」という新役職につかれたそうです。
ロサンゼルスまで行って、ドジャースの大谷翔平選手に合うとか、
華やかな一面もあるけれど、
その密着風景を見て、心打たれたのが、2軍の練習風景を見に行かれる様子でした。
2軍で練習する先週たちに、栗山監督はこんなふうに声をかけるんです。
「ず〜っと見てるよ」
って。
いや〜、やられたなあ〜。
マネジメント力とか、いろんな側面はあるのだろうけれど、
この「ず〜っと見てるよ」という言葉ほど強いものはないな……
と思ったのでした。
せっかくプロの野球選手になったのに、
思うように力を発揮できなかったり、怪我をしたり……。
そんな苦しさを抱えている選手が
あきらめたり、後ろ向きになったりせず、
自分を信じて頑張れるように……。
そのためにできることは、
技術的に何かを教えることではなく、
「ず〜っと見てる」ことなんだなあ〜。
ただ見ているだけ、って簡単そうだけれど、
実はとても難しい……。
その人のことを信じて、寄り添い続ける、という覚悟がいるんだろうなあ〜。
私はここまで人と関わり続けようとしているだろうか……
と考えさせられました。
いろんな人間関係のある中で、
私はきっと、少しずつ逃げてきたんだろうなあと思うのです。
誰かに寄り掛かられすぎないように、
誰かのことが重たくなりすぎないように……。
一歩引いて、外側から眺められる位置を取ろうとしてきたよなあって。
でも、人生後半にさしかかる中で、
もう少し誰かとの距離を近づけて、
そこでしか生まれない温かさとか、喜びとかを、
味わってみたいなあと、
栗山監督の姿を見ながら、改めて思ったのでした。
先週、馬田草織さんの「塾前じゃないごはん」と、
有賀薫さんの「スープが作れたら、自炊は半分できたようなもの」
の刊行記念トークイベントへ行ってきました。
料理上手なおふたりが、ちょっと力を抜いた「それぞれの自炊」を語る
という企画でした。
その中で馬田さんが教えてくれたのが、にんじんの塩炒め。
にんじんを千切りにして、炒めて塩をぱらっとふるだけでおいしいよ!
とおっしゃっていたので、
さっそく作ってみました。
「よ〜く炒めて、甘味を引き出すのがコツ」とおっしゃっておりました。
実は、私は火をいれたにんじんがあまり好きじゃない……。
キャロットラペなど生のにんじんは好きなのですが、
筑前煮やカレーに入っている「やわらかく煮た」にんじんはきらい……。
これはどうだろう?
とこわごわ食べてみたら、めちゃおいしい!
にんじんの甘味が引き立って、
でもあますぎなくて、
ちょっとシャキッと感も残って、
塩だけのシンプルな味付けなので、いくらでも食べられちゃいます。
昨日は白菜の塩昆布和えと、レンコンのステーキと、にんじん塩いためで、
豪華な副菜となりました!笑
やっぱりおいしいものをよく知っている人に教えてもらうと、
必ずおいしいんですよね〜!
思い切ってトークイベントに出かけてよかったなあ〜。
こんなふうに一歩ずつ、誰かの側へ近づいていけたらいいなと思います。
みなさま、今日もいい1日を〜