「もっと早く言ってよ」が文庫化されました〜

コブシのつぼみがぷっくりと膨らんでいました。
これは昨日の写真。
東京は朝から雨で、ウォーキングはお休みです。
今日は雪になるかもしれないのだとか……。

岩手県の山火事のニュースに胸が痛みます。
早くおさまりますように……。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて!
2022年に発行した拙著「もっと早く言ってよ。」が文庫になることになりました〜!
3月15日発売予定です。

週末に見本が届いたのですが、
単行本よりひとまわり小さくて、色もグリーンになってかわいい!

コーチはじめさんに描いていただいたチューリップは、
よ〜く見ると開き具合がちょっと違います。

この本は、この「外の音、内の香」で書いていたものに、
大幅加筆して書籍化したものでした。
当時50代だった私が、「そうか、そうだったのか〜」と「わかった」ことを、
20代だった私に語りかけるように書いたものです。

実は、「不安」が前へ進む大きなパワーだった、
ということだったり、
「失敗」ってなかなかいいものだっていうことだったり……。

文庫化にあたり、新たに加えた「はじめに」には、こんなふうに書きました。

 

せっかく文庫化されたのに……ですが、
実は最近「もっと早く言ってよ!」とは思わなくなったのです。
(中略)
「もっと早く言ってよ!」という言葉には、一抹の悔しさが含まれていました。
もっと早くこのことを知っていたら、
私は悩まず、ラクしてゴールに辿り着けたかもしれないのにって。
でも、60代になると、その「悔しさ」がスコンと抜けてしまったのでした。
(中略)
今は20代の私にこう言ってあげたい。
怖くて、心配で、わからないことだらけかもしれないけれど、
今しか見えない風景があるよ。
その歳を通り過ぎたら、その風景はもう雲の向こうに霞んでいってしまうよ。
だからしっかり味わって見ておいてって。

さらに、巻末には「60代の私から20代の私に伝えたいこと」
という章を付け加えました。

中ページのあちこちでこの本を彩ってくれているのもコーチはじめさんの絵です。

私と同世代の方にも読んでいただきたいし、
この春、新たなステージを歩き始める若い方にも読んでいただけたら嬉しいなあ〜。

文庫で持ち歩きしやすいし、
とってもかわいいのでプレゼントにも……。


以前、本を出した時に、
コーチさんからいただいた本の前に飾ってみました。

こうして、まったく知らなかった方と繋がって、1冊の本が生まれて、
さらに、それが文庫になるなんて、
こんな幸せなことはありません。

3月15日発売です。
もしよかったらお手に取ってみてくださいね。

今日もいい1日を


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ