じゃじゃ〜ん!
2月15日(土)に新刊が出ます。
「小さなエンジンで暮らしてみたら」(大和書房刊)
毎日コツコツと綴ってきたこのサイトの「日々のこと」をまとめた1冊です。
この本を出すにあたって、
もう一度すべてを読み直しました。
すると……。
「へ〜、こんなこと書いてたんだ!」
「そうそう、これ大きな発見だったよなあ」
「ここが、分かれ道だったなあ」
と、改めて思い出すことがいっぱい!
自分で書いた文章なのに、まるで初めてのように「ふむふむ」と読みいってしまいました。
時が経つと、一度書いた(読んだ)文章も、
また違った受け取り方で、心に入ってくるものなのだなあと思います。
今まで
「日常は5ミリずつの成長でできている」
「明るい方へ舵を切る練習」
という2冊を出し、そのシリーズの3冊目となります。
3冊で合計6年間の私の記録……。
仕事も暮らしも、そんなに変わっていないように思えるのに、
自分の心のまんなかにあることは、
やはりその都度変化していて、
1冊1冊に、違ったテーマが自然に立ち上がってきます。
去年還暦を迎え、ここ数年感じるようになったのが
今までマッハな勢いで走り続けてきたのに、
少しエンジンを小さくして、よりゆっくり、より少なく暮らしていきたいと思うようになったということ。
「はじめに」には、こんなふうに書きました。
もっともっとと稼ぎ、素敵なものを買って暮らしをセンスアップすることも楽しいけれど、
すでに家の中にあるものだけでも、
今まで知らなかった新たな時間を生み出すことができる、
とわかってきました。
(中略)
何かを得なくても幸せになれる……。
それは私にとって大きな発見でした。
(中略)
私はきっと、今までとは違う何かで心を満たしたいのだと思います。
小さくて、ささやかな暮らしの中にも、
「おお、そうだったのね」
という新しい発見があるはずと信じています。
この表紙の撮影のために、
今年になって、何個もプリンを作りました。
編集の八木麻里さんや、デザイナーの渡部浩美さんがきてくださって、
ああでもない、こうでもない、と試行錯誤して
やっと決まった写真です。
終わって、みんなで食べたプリン、おいしかったなあ〜。
モダンなクロスもかわいくて、
飾っておいてもかわいい1冊になったなあと感謝しています。
どこから読んでいただいても、楽しい本だと思います。
力を抜いて、気軽にページを繰っていただけたら嬉しいです。
そして、暮らしって、仕事って、これぐらいでいいのかも!
って、小さなエンジンで走る気軽さ、気持ちよさ、愉快さを
味わっていただければと思っています。
「小さなエンジンで暮らしてみたら」
2月15日発売です。
アマゾンでは予約が始まっているようです。
もしよかったらお手にとってみてください。