hamajiさんの言葉に涙した日

みなさま、三連休いかがお過ごしでしょうか?

豪雪地帯のみなさんはご苦労が多いことと思います。
なんとか、この厳しい季節を乗り越えられるといいですね………。

今日は寝坊をして30分遅くウォーキングへ。
30分違うだけで、いつもはまだ真っ暗なのに、すっかり明るくなっていました。
今まで落ち葉だらけだと思っていたのに、
青々とした草が芽吹いていてびっくり。
確実に春がやってきているのだと実感できました。

さて……。
昨日はわが母の誕生日だったので、恒例のファックスを送りました。
父のコートと母の杖」の
帯に隠れたところにある、イラストは
去年送ったものを、デザイナーの成澤さんが取り入れてくださったものです。

先日、hamajiさんが、インスタにこの本のことを書いてくださいました。
あまりに嬉しくて、
ご了承を得て、ここで紹介させていただきます。

投稿しようしようと思ってずっと後になってしまったのは、もう一度、もう一度と、何度も読み込んでいたから。
「父のコートと母の杖」
〜親の人生の最終コーナーで私は父と母に出会い直した〜

親の老いについて漠然とした「不安」を、バラバラに解体して、
ひとつひとつを丁寧にすくいとったような本。

そこには「さみしさ」「苛立ち」「承認欲求」があり、じっくりあたためてみると、
どれも「愛しさ」を秘めていることがわかった。

モヤモヤとした気持ちをこんなにわかりやすく文章にしてくれて、何度も涙が出る。

これは私から親にも読ませたいと、すぐに母律子にも購入して送った。

母律子は、「親として、娘として、両方の視点から読める。素晴らしい」と。
そして父良男にも読ませていると。

読み進めると、この本のタイトルの意味もわかった。
だから、「父のコート」と、「母の杖」なんだ。

親も、子も、みんないつか必ず老いる。
そのときがきたら、私はどうやって親と、息子と、出会い直せるか。
少し明るい光が見えたような気がした。
ぜひみんなに読んでほしい。

今、ここにこうやって書き写しながらも、
涙が出てきて仕方がありません。

こんな風に読んでくださるなんて……。

そして、人の本なのに(hamajiさんご自身も素晴らしい書き手でいらっしゃる……)
こんなにも丁寧に、ご紹介くださるなんて。

私は、この感想を読めただけで、
この本を書いてよかったなあと思ったのでした。
私は幸せ者だなあ〜と思いました。

hamajiさん、本当にありがとう〜!

母にもこの感想をlineで送りました。
いい誕生日のプレゼントになったなあと思っています。

そして、私もこんな風に
どこかの誰かを応援することができたらいいなあと思いました。

心が震えたら、
その理由を、そのきっかけを作ってくれた人のことを、
こんな風に、私が見つけた事実を丁寧にすくいとって、
綴っていけたらいいなあ〜。

誰かに「してもらったこと」「教えてもらったこと」「与えてもらったもの」に
感謝して過ごしていけたらいいなあと思ったのでした。

ほんのちょっとでも、
こうして自分がやったことに対して
何かの感想をもらうことで、
こんなにも幸せな気持ちになれるなんて、
思ってもいませんでした。

直接何かをしてもらわなくても、
こんなに嬉しいことがある。
そのことをhamajiさんに教えてもらった気がします。

みなさんは、最近嬉しかったこと、ありますか?

 

 

今日もいい1日を!


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