ロサンゼルス・ドジャースってすごい!

昨日は、両親と共に穏やかな元旦の1日を過ごしました。

実家生活5日目。
朝、まだ暗いリビングで白湯を片手にこのブログを書き始めます。
ちょうど書き上がる頃に母が起きてきます。
一緒に朝ごはんの準備をして、
出来上がる頃に父が起きてきます。
ちょっと遅くなると心配になり、
リビングの入り口のドアから、
それぞれの顔が見えるとほっとします。
家族と一緒に新しい1日が始まることが幸せなんだなあと毎朝思います。

皆さんは、どんなお正月をお過ごしでしょうか?

さて……。
昨夜BSのテレビ番組で大谷選手のドキュメンタリーを見ました。
「またか…」とちょっと思いながら見ていたのだけれど、
たちまち引き込まれました。
心に残ったのは、大谷選手のことよりも、ドジャーズというチームの仲間のこと。

私は野球のことも、メジャーリーグのことも、ドジャーズのことも
全く詳しくないので、初めて知ることがいっぱいでした。

ドジャーズの中心的選手、フリーマンのことが紹介されていました。
10歳の時にお母様を皮膚がんで亡くされたそう……。
フリーマン選手が、今も必ず長袖のアンダーウェアを着て
試合に臨むのは、そのことが関係しているそうです。
スタジアムでは、絶対に唾を吐かない。
それは、お母様が嫌いだったから。
10歳の時に誓ったことを、35歳の今も守り続けている……。
そのことに感動してしまいました。

私は忘れっぽいので、辛いことも、嬉しいことも、
喉元過ぎれば、すぐ記憶の彼方に飛んでいってしまいます。
もしかして、それは未来の心配をしすぎて、
今を上の空で過ごしているからなのかな。

大谷選手は、節目節目の大切な時に、結果を出せるのはなぜ?
という質問に対して、
「目指すところではなく、1本打ったら次の1本に集中しているだけ」
と答えていました。
一流の選手は「いま」に向き合う力がすごいのかもしれません。

そして……。
フリーマン選手が昨年、1週間離脱したことがありました。
それは、3歳の息子さんがギランバレー症候群で
救急搬送されたから。
もう助からないかもしれない……。
集中治療室で、フリーマン選手は寝ずに息子に寄り添ったそうです。

すると奇跡的に回復!

やっとチームに合流した時に
チームメイトは全員、「背番号5 FREEMAN」
胸元にはフリーマンの息子さんマキシムスくんを応援する「MAXSTRONG」
と書かれたTシャツを着ていたのです。
もちろん大谷さんも。

これには号泣してしまいました。
なんてみんな優しいんだろう……。

そして大谷選手は、他の選手が着替える中
1か月の間、ず〜っとそのTシャツを着続けていたそう。

ドジャーズの他の選手にインタビューをすると
「チームのみんなは、みんな誰かを支えている」と答えていました。

一流の選手たちは、
自分の力を発揮するだけでなく、
誰かのためにヒットを打ち、繋げて、走り、
誰かのためにボールを追う……。

誰かを支えること、支えられること。
その素晴らしさを教えてもらった時間でした。

私ができることはなんだろう……?
まずは大谷さんに倣って「次の一本」に「今日」に向き合うことから
始めたいと思います。

みなさま、今日もいい1日を。


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