「暮らしのまんなか vol.40」発売です! テーマは「時間」に乗っ取られない暮らし方

1日お知らせが遅れましたが、
昨日、23日天然生活別冊「暮らしのまんなか vol.40」が発売されました!

1冊の大きなテーマは「『時間』に乗っ取られない暮らし方」。
仕事に家事に子育てに……。
毎日やらなくてはいけないことがたくさんあると、
「次はあれやって」「その次はこれやって」「明日はそれやって」
と次々にやらなくてはいけないことが出てきて
時間に追いまくられてしまいます。
そして、本当に大切なこと、好きなことが、「なんだったっけ」と
時間の泉の底に沈んでいってしまう……。

そんなふうに「時間に乗っ取られない」ためには、
どうしたらいいのか?
いろいろな方の暮らしの工夫を紹介しています。

巻頭は高倉泰さんと顕子さんご夫妻。
泰さんは、中川政七商店にお勤めで、私が「中川政七商店ラジオ」に
出演させていただいた際に知り合いました。

東京から奈良に移住されたと聞き
「奈良のおうちはどんな感じなんですか?」と聞くと
「築150年の古民家なんですよ〜」とおっしゃる。
「え〜!」
「自分で設計して、リフォームして……」
「え〜!」
「おうち、見たい、見たい〜」
とお話ししていたら、すぐに写真を送ってくださって、
またまた「え〜〜!素敵やん〜!」となったのでした。

東京では遅くまで仕事をしていらしたのに、
奈良に引っ越すと時間の流れがゆっくりに……。
朝は朝風呂で読書をし、自転車で通勤。
夜は帰ってきて奥様の手料理で晩酌を。
そんな生活になったそう。

取材で初めてお会いした奥様の顕子さんの素敵だったこと!
明るくて、優しくて、すぐに仲良くなりました。
ふたりのお子さんの送り迎えや、助産院での食事作りなど
忙しい中で、時間に追いかけられないコツは、
「やらなくてはいけないこと」より「やりたいこと」を優先すること。
「大事なのは時間の長さでえはなく、密度なんです」
という一言にしびれました……。

こちらは、撮影の後に顕子さんが作ってくださったお昼ご飯。
おいしかったなあ〜。

帰りには、近所の直売所にも連れて行っていただきました。
学生時代はバックパッカーでいろんなところを旅してきたというおふたり。
旅先では、自分を開かないと、出会った人と仲良くできません。
そんな経験があるからなのか、おふたりの「開きっぷり」ったら!
まるで、昔からの友人に会ったように接してくださり、
心がぽっと温かくなりました。
私も、こんなふうに人を受け入れられたらいいなあ〜。

1章は、暮らし上手な人の時間使い

言語聴覚士の資格を持ち、児童発達支援管理者として働く宮本朋実さん。
時間使いのコツは、「おおらかに」なること。
今日できなくても、明日やればいい。
そんな暮らしぶりは、「これでいいんだ」となんだかほっとします。

絵描きや詩人として活躍するマヤムーンさんのお宅の素敵なこと!
数年前まで商社でバリバリ働かれていたというから驚きです。
時間がたくさんできたとき
「あれもやりたい、これもやらなきゃ」と頭の中がいっぱいになり
時間を決めておかないとバグるそう。
そこで、今はノートに書き出して、やることを明確に。
そんな「自分のトリセツ」を作っているそう。
なるほど!

2章は「心地いい暮らしには『見えない仕組み』がある」


料理研究家の岡本ゆかこさんは、
このサイトで連載をしている、坂下真希子さんに紹介してもらいました。
古いマンションをフルリフォーム。
まるでキッチンに住んでいるようなお宅でした。

仕事柄、調理道具や器やクロス類がどっさり。
それでもすっきり暮らしているのは、そこに「仕組み」があるから。

家中すべてのものが、岡本さんらしく分類され、
ルールに基づいて並んでいました。
「分ける理由を見つけたら、自然に片付くシステムが完成しました」
とのこと。
どんな「理由」で、どう片付けたのか、
ぜひ誌面で見てみてください。

3章は「ちょっと手を動かせば毎日が変わる」


東京から山梨に移住した料理家のセトキョウコさん。
古い一軒家に夫婦でコツコツ手を入れながら暮らしていらっしゃいます。

誰かの「いいこと」を真似するのではなく、
自分たちの暮らしの中の「必要」から生まれた手作りがあちこちに。
大規模でなくても、釘1本、板1枚で、
「使いやすさ」が生まれることを教えてくださいました。

このサイトで連載をしていただいている木山理絵さんのお宅もご紹介。
今はライフコーチとして活躍されていますが、
少し前までは教員だった木山さん。
3人の子供を育てながらの共働き。
時間に追いかけられる生活だったそう。
そこで考えたのが、ワゴンや棚やかごを準備して、
「自分の時間をパッキングする」という方法。
「どこで」「なにを」するかを考えて
家中のものの置き場所を決めたそう。

今では、家族より早く起き、朝1時間自分のためだけの時間を過ごす
というのが習慣なのだとか。
先日も早朝にメールをしたら「今、お笑い番組見て大笑いしてました〜」とお返事がありました!笑

コラムでは、「やめる時間術」の著者で、
voicyで「学びの引き出しはるラジオ」のパーソナリティを務める
尾石晴さんに、時間のつくり方について、お話を伺っています。

「選択の回数を減らす」
「余白をスケジュール化する」
「やめることから始める」

など、目からウロコのポイントばかりです。

料理ページは、オカズデザインさんにオーブン料理を教えていただきました。
じゃがいものグラタンからタルトタタンまで!

オーブンに入れれば「あとはお任せ」で
他のことをしている間に仕上げられるのが、
オーブン料理のいいところ。

フライパンで焼いてもいいけれど、
オーブンでじわじわ火を通すと、素材の味をじっくり
引き出すことができるそう。

今回も盛りだくさん!
暮らしのまんなか Vol.40
ぜひ、お手に取ってみてくださいね。

 

 

みなさま、今日もいい1日を!


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ