いつも歩く欅並木では、蝉の大合唱が降り注ぎます。
少し前まで「今年は蝉が全然鳴かないなあ」と思っていたのに、
梅雨が明ける日にちをちゃんとわかっていたかのように、
ある日突然鳴き出しました。
すごいなあ〜。
次号の「おへそ」の「立ち直るおへそ」の章でご紹介する方が、
庭の草木を眺めていると、
その「神様デザイン」がなんとも神秘的で
自分が宇宙の一部であることを感じて、ちっぽけな悩みから抜け出される……とおっしゃっておりました。
自然の中で生きているものの存在を知ると
ああ、そうか!
私もこの自然の中の一員なんだよなあ〜と大きな視点で世界を見ることを思い出させてもらう気がします。
酷暑が続きますが、みなさま元気でお過ごしでしょうか?
昨日のテニスのレッスンは、日が暮れてからの夜7時からでした。
私は、夫のためにゴーヤチャンプルーやサラダ、焼きなすなどを作り
自分は早めに食べて出発!
いや〜!
いつもは5時とか6時からなのですが、
7時になって、日が暮れるとこんなにも涼しくなるのですね〜!
ナイターだと、ちょっと球が見えにくくなるのが難点ですが、
「こりゃ〜ラクだわ!」と思いながら
それでも汗だくになって帰ってきました。
最近、新しいラケットを買いました。
今回は、ちゃんとコーチに選んでもらい、
同じメーカーの同じシリーズでも、重さが違うものを2本、試し打ちで使わせてもらい、
ベストのものをチョイス!
ラケットが変わると、こんなに上手になるんだ!
とびっくりするぐらい、
打ち方が変わりました。
コーチと相談して選んだのは、今までよりだいぶ重いラケットです。
重たいので、自分の自由に振り回すことができない……。
それがとってもいいのです!
以前も書いたかもしれませんが、
私は軟式テニスをやっていたので、
どうしても、手首を折って手先でボールをコントロールしようとするクセがあります。
でも、これだと硬式ではうまくいかない……。
硬式テニスは、腕を固め
「ひねり戻し」と言われる、肩を入れて体をひねることで
ボールを飛ばします。
なのに、私はどうしても手があばれてしまい、
その結果、ボールがあちこちへと飛んでいってしまう……。
それが、重たいラケットだと思うように、手先で扱えないので、
自然と「ひねり戻し」で打つしかない、という状態になるというわけです。
ラケットによって、強制的にフォームを改善できるというわけ……。
もっとも、いくらラケットを変えても、
まだまだ改善点はたくさんあるのですが……。
頭や体がすでに覚えていることを「アンラーン」することってほんとに難しい……。
テニスばかりでなく、
仕事の仕方だったり、
努力の方向性だったり、
美しいものの基準だったり……。
最近のスタートアップの若手起業家の話を聞いていると、
ベンチャーのよさは、早く試して、早く結果を知り、修正すること、だと教えられます。
小さく始めるからこそ、身軽で、「やってみる」というトライができる。
そして、彼ら、彼女らは、
「失敗」からしか学ぶことができない、とよく知っています。
私が若い頃は、いかに「失敗しないか」
どうしたら、うまくやれるか、
が最大の関心事でした。
だから、周到に準備をしたり、準備が万全でないとスタートしなかったり……。
もはや時代は、変わっているのですね〜。
その昭和の時代の価値観を「アンラーン」することが、なかなか難しい……。
テニスで昔の癖を克服するには、
新しいフォームでスコ〜ンとボールがうまく飛んだときの感覚を
体で覚えるしかありません。
つまり、「アンラーン」は、つい体や心が覚えている方へ引っ張られそうになる自分をひっぺがし
新しい方法をやってみて、
それがどういいかを、新たにまた体や心に染み付けるしかない……。
なんでも、新しいことを知るって、時間がかかりますね。
せめて、自分がすでに知っていることが正しいと思い込むのではなく、
世界には、もっと違う扉があると知っておきたいと思います。
みなさんは、どんなことを「アンラーン」しますか?
今日もいい1日を!