自分に自分で拍手する練習を

今朝、ウォーキングに出るとすこ〜し風が冷たいようでした。
酷暑と豪雨が重なって、心配な状況ですね……。

東北、北陸地方にお住まいの方、大丈夫でしょうか?

歩いて帰ってくると汗だく。
体操をして、さらに汗をかき、シャワーを浴びてさっぱり! です。

さて!
ここ最近、ひとりで始めた練習があります。
それが、自分に自分で拍手を送る練習!
ははは!

取材などで出かけない日は、私は午前中になるべく1本原稿を仕上げるようにしています。
朝ドラが終わった8時15分から12時まで。
書斎に籠って、「おへそ」の原稿だったり、
書籍用のエッセイだったり、連載の記事だったり……。
ギュッと集中して、書き終わったらちょうどお昼になります。

いつもなら、「は〜、疲れた!」と思いながら
そのままお昼ご飯へと突入するのだけれど、
その前に
「よし、1本仕上がった。エライぞ、アタシ!」
と心の中で、自分にパチパチと拍手をします。

そのほかにも、朝ウォーキングから帰ってきたら、
「暑いのに、今日もサボらずちゃんと歩いて、エライぞ、アタシ」
とパチパチ。
拭き掃除が終わったら
「さっぱりしたね!」とパチパチ。
朝ごはん用のお粥を炊いたら
「ちゃんと自分で作ってエライ」とパチパチ!

と言った具合です。
ポイントは、当たり前のことでも拍手するってこと。

これがなかなか有効で、
パチパチ!と拍手をすることで、
「今日はこれだけやったんだ!」と自分がやり終えたことが、
自分の中に降り積もる感覚を味わえるようになりました。

ずっといろんなところで言っているように、私は超ペシミストのペシミッ子なので、
自分で自分を認めてあげることがなかなかできません。

「もっとできたんじゃないか?」
「こんなんじゃダメなんじゃないか?」

足らないところばかりを数えて、自分にダメ出しをし、
「やったこと」に満足するなんて、なんだか怖くてできなかったのでした。

でも、還暦を過ぎた頃から、
ずっとダメ出しばかりしていたら、
私はずっと心満たされないまま、人生が終わってしまう!
と思ったのです。

だったら、ここでくるりと方向を変えて、
「できたこと」をちゃんと「できた!」と言おう!
自分を自分でちゃんと褒めてあげよう!
と思ったというわけ。

実際には、以前となんの変わりもない毎日なんだけれど、
ひとつ仕事や家事を終えるたびに
ちゃんと「やり終えた感」を味わうと、
こんなにも心持ちが変わるのか!
とちょっとびっくりしています。

私は人に褒めてもらうことが大好きだけれど、
どんなに褒めてほしくても、それを私がコントロールすることはできません。
でも、自分で自分を、なら、いくらでも褒めてあげられる!

忙しい1日は、無意識のうちにどんどん流れていきます。
せっかく仕事をひとつやり終えたり、
家事をやり終えても、
もう意識は「次」へ行っていて、
「まだ、あれもしていないし」「これもしなくちゃいけないし」
と、「できていないこと」ばかりが次々に頭に浮かび、
「やり終えたこと」は、
過去になって、自分の後ろの道の片隅に忘れ去られて積み上がっているだけ……。

それってすごくもったいない!

原稿を1本書き上げたなら、「よし、ちゃんと書けた」とパチパチ。
洗濯物をパンパンとたたいてほしたら「よし、きれいになった」とパチパチ。

自分や「やった」ことに対して、ちゃんと自分を褒めてあげる……。
それは、日常のどんな小さなことでも大切にすること、でもあるなあと思います。

「今日の午前中は、これだけやったんだから」
「拭き掃除だけはちゃんとしたんだから」
そうやって「やったこと」を積み上げると、
今日にちゃんと満足することができる……。

そして、「これだけやったんだから」
と、休むことに罪悪感を抱かなくなります。

自分で自分に拍手する。
その効果は意外にすごいのです。

みなさま、今日もいい1日を!

 

 

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