我が家にお客様を迎えるので、久しぶりに花を買いに行きました。
真っ白なクレマチス。
クレマチスって春の花かと思っていたら
夏に咲くものもあるんですって。
細い蔓がくるくると伸びるこの花は、
適当に切っていけるだけでサマになり、
涼やかな姿を見せてくれるので大好き!
自由にのびやかに広がる枝ぶりも、
ひらひらと咲く花も、
小さなつぼみの膨らみも全部かわいいですよね〜。
この酷暑の時期、花を生けてもすぐダメになります。
その原因は水!
高温になって水や澱んでくるので、草花の茎がドロドロになって枯れてしまいます。
吉祥寺の花屋さん「4ひきのねこ」のオーナーに
「キッチンハイターを1滴だけ入れるといいよ」と教えてもらい、
やってみたら、本当に長持ちするようになりました。
さて!
お客様というのは、チッタ手帳の考案者、青木千草さんでした。
このサイトでも先日お知らせしたのですが、
千草さんが新刊「CITTA LIFE」を発売されたので、
その記念イベントとして、対談をさせていただくことに。
千草さんから「一田さんちでやりたい!」とリクエストをいただき、
この週末に
千草さんと出版社の担当者の方がいらして、
zoomで配信したというわけです。
なのに、我が家で写真を撮るのをすっかり忘れ、
上の写真は、配信が終わってから、みんなでランチに行った
コロモチャヤさんで美香さんも一緒にパチリ!
千草さんとの対談の中で、
とても心に残った言葉がありました。
今日は東京、今日は京都、今日は福岡、そして今度はシンガポールと
あちこち飛び回っていらっしゃる千草さん。
だれかに誘われたときの答えは、3択なのだそうです。
「『はい』か『Yes』か『よろこんで!』なんです」と千草さん。
え?
「はい」か「Yes」か「よろこんで!」…………。
つまり、「No」がないってこと。
お誘いを受けたら断らないってこと。
なるほど〜。
だから、千草さんは、あんなに顔が広くて、
多くの知り合いがいて、世界がどんどん広がっていくのね〜と納得しました。
ただし、参加したパーティーで気が合わなさそうな人がいれば
「バリア貼って通り過ぎます」と千草さん。
さらに、早寝早起きを習慣にされていて、朝4時過ぎには起きるそうなので、
「二次会にはほとんど行かずに、さっさと帰ります」
とも教えてくれました。
そっか……。
私は「明るく閉じている人」なので、
仲のいい、気心知れた人と、しかも少人数での集まりだけには行くけれど、
大人数のパーティなどは、ほとんど行きません。
でも、「間口を広く」開けておくことって大事なんだなあと改めて思いました。
入り口を広くしておいて、
中に入ってから、「選択」すればいいんだ……。
今年の目標は、「自分を晒すこと」とここにも何度か書いたけれど、
その場に行き、その場の空気に触れ、そこにいる人と話してみないと
感じられないこと、わからないことはたくさんあります。
自分で自分の入り口を狭くしないように、
私も「はい」か「Yes」か「よろこんで〜」
を真似してみたいなあと思いました。
どこかに出掛けて行く、
というのは、体力とも関係しているのかもしれません。
あちこち動き回って、人と会うと体力を消耗します。
特に最近、私は会食が続くと、生活のリズムが崩れて
どよ〜んと疲れることが多くなってきました。
いろんな人との出会いを自分の中で消化するにも体力が必要……。
入り口は広く開けておきたいけれど、
どれぐらい出掛けていくかは、
自分と相談して……というのも大事かもしれません。
でも、こんなふうに「いつもと違う思考」を手にできたのも
今回の対談を「Yes」「よろこんで!」と受けたからこそ。
自分ひとりで知ることなんて本当にごくわずか。
人が運んできてくれるものって、大きくて豊かですね。
この夏はどんな人と出会えるのでしょうか……。
みなさま、今日もいい1日を〜!