「おかえし」のベストタイミング

今日はちょっと涼しくなるようですね。
昨日の帰り道。
屋上の自転車置き場についたら、空がドラマティックに染まっていて、
しばし見惚れてしまいました。

この後、夫と待ち合わせて、久しぶりに外食。
とんかつを食べて帰りました〜。(笑)

 

さて……。
昨日、エッセイストの大平一枝さんから、素敵な荷物が届きました〜。

実は少し前、我が家の使わないせいろをお譲りし、
それが大平家では、大活躍している、という嬉しいご連絡をいただいたのでした。

そのお礼として送ってくださったというわけです。

「御礼をウンウン悩んだのですが、
かっこつけたものより、締切で猫の手も借りたいときに
自分がほしいものにしちゃいました」

ということで、すご〜くおしゃれなボックスの中に、レトルトカレーが入っていました。
しかも、シチリア風「レモンクリームチキンカレー」とか
ハワイ風「ガーリックシュリンプカレー」など
ワールドワイドなカレーがずらりと勢揃い!

これは嬉しい!
「あ〜、今日はもうご飯作りたくない!
でも、外食に行くほど時間も心の余裕もない」
という日に大助かり!
「これがある」と思っただけで、ちょっと安心できそうです。

そして、この大平さんのお礼のタイミングに
さっすが〜! と思ったのでした。

せいろをおお送りしてから、約3週間ほど。
もう、送ったことを忘れかけていた頃に、これが届きました。

遅すぎず、早すぎない……。
誰かに何かをいただいたり、お世話になったとき、
いつ、お礼をするか?
というのは悩ましい問題です。

私は、せっかちなので、いただきものをしたら、
すぐにお返しを送りがち……。
でも、それだとなんだか、相手の好意を「おかえし」でチャラにしたような気がして
いかんなあ〜と改めて反省しました。

時間が経ったら忘れちゃうから
と思うのだけれど、それは「こっち」の勝手な都合です。
本当にいただきものや、お世話になったことが嬉しくて、
感謝しているなら、それをずっと持ち続けている…….
いつかお礼をしよう、という気持ちを温め続ける、という「時間」が大事なんだろうなあ〜。

けれど、「お礼の気持ちは冷めないうちに」と言われるように、
遅すぎてもダメで……。

まさに、今回大平さんの「タイミング」はベストだなあと感じたのでした。

しかも、かっこつけないで、ご自身の体験から本当に必要だと思うものを送ってくださる……。

お返しに何を送るかって、本当に難しいですよね。
つい、なにか「かっこいい」ものを送ろうとして、
素敵なブランドのロゴが入っていればいい、とか、
使わないかもしれないけれど、たたずまいが美しいとかで選んでしまいがち。

さらに、あんまり高価すぎてもいけないし、
適度な値段で、小粋で、喜んでもらえるものって、本当に難しい。

そんな中、ちょっとおしゃれな日用必需品って、嬉しいなあと思います。

忙しくてピンチの日に、いろんなカレーをいただくのを楽しみにしたいと思います!

みなさま、今日もいい1日を。

 


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