大事なことを「ひとつだけ」決める。 「暮らしのまんなか vol39」発売です!

じゃじゃ〜ん!
1日遅れてしまいましたが、昨日、天然生活別冊「暮らしのまんなか vol,39」が発売になりました。

全体を通すテーマは「大事なことをひとつだけ決める」。

「はじめに」にはこんなふうに書きました。

ただし、「ひとつだけ」というところが難しい!
「ひとつ」をチョイスするということは
ほかのことを諦めるということです。
(中略)
捨て去る勇気を持ったとき、
どうしても手放せない確かなものがきらりと輝き始めます。
忘れてはいけないのは、そんな「ひとつ」は
「自分で」決めるということ。

今号では、そんな「ひとつ」を決めた人をご紹介しています。

私が担当したのは、吉祥寺でヴィンテージの生地や雑貨の店「Shocks*cialo!」や
「A-material」「A-things」を営み、
70歳を過ぎて京都に移住した広川マチ子さん。

美大生だった20代の頃から、いつか京都で暮らしてみたい、
と思っていたそう。
夢が叶う方法は、「その日、その時、大切なことを諦めないこと」と教えてくださいました。

奈良で大人気のパン屋さん「ミアズブレッド」を営む森田三和さんは
人生後半に離婚。
そこから、もう一度エンジンをかけて最近新居を建てられました。

「自分に正直に生きていたら、なんとかなるんじゃないかと思って」

というポジティブな言葉に元気をもらいました。

高知の「セブンデイズホテル」オーナーの川上絹子さんは、
小さなマンションに引っ越したばかり。

「少しずつ花が枯れて、
1本ずつ間引いて、
最後の1輪はショットグラスに。
そんな暮らしの楽しみ方がしたい」

その言葉が、深く胸に刺さりました。

そんな生き方が映るインテリアをご紹介したページのほかにも
実用ページもとっても読み応えがあるのです。

2章は「わが家の収納。3つの軸」。

家中すべてを頑張るのではなく、
3つだけ、と「軸」を決め、
そこから部屋を整えた5人の方をご紹介しています。

上の写真は福井県で雑貨店「Mikke」を営む田辺理絵さん。
寝室の押し入れのふすまをはずして作ったオープンクローゼットは
洗濯物をこの部屋で干し、取り込み、片付ける、
と同じ部屋で並行移動させるだけ、
という便利なもの。
わが家もこんなふうにしたいなあと思いました!

3章は、「明日の私のための段取り」。

暮らしを「点」ではなく「線」で考え、
今やるべきことを見つけることで、
明日の私がちょっとラクになる。

そんな小さなコツをご紹介しています。

生活工芸品とデザイン雑貨の店「LuLu縷縷」を営む、ジュゲテ真琴さんは、
キッチンに立つとき、
まず最初に冷蔵庫を開けるそう。
開ける度に整理すれば、
何がどれぐらい入っているかを常にチェックできて、
冷蔵庫がストレスフリーに。

なるほど〜!
と真似してみたくなりました。

料理ページは、麻生要一郎さんに教えてもらう「やさしい炒めもの」。

「やさしい」というところがポイント。
強い火力でガ〜〜〜ッと、
ではなく、
家庭では、ゆっくり、やさしく作るのがおすすめ。

簡単ですぐできちゃうんだけれど、
一味違う……。

そんな炒めもののレシピがいっぱいです!

 

暮らしのまんなか Vol,39
ぜひ、お手にとってみてくださいね。

そして!
発売を記念して、インスタライブを行います。

7月4日(木)15時から(30分ほどの予定)

ライターとして参加してくれた石川理恵さん、編集部の小松崎裕夏さんと、
編集の舞台裏や、取材のエピソードなどをおしゃべりします。

そして!
スペシャルゲストは、料理家の麻生要一郎さん!
麻生さんとお話すると、
なんだかす〜っと優しい気持ちになれるんですよ〜!

お時間ある方は、ぜひ見てみてくださいね〜。

天然生活のアカウント @tennenseikatsu で配信しま〜す!

 

 

今日は東京は1日雨のようです。
みなさま、今日もいい1日を!

 


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