「当たり前」の共有

私が毎朝歩いている道は、欅並木であると同時に紫陽花街道でもあります。
この時期は、1日1日、紫陽花の花の色が変わっていくことに本当に驚きます。

昨日まだ青々していた花が、今日はところどころで色づき始めました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

先日のこと。
取材行くために、自転車で駅へ向かっておりました。
曲がり道を曲がろうとしたら、
そこにいたのは、コロモチャヤの中臣美香さんでした。

「お〜〜〜!おはよ〜」
と自転車を止めて挨拶。

美香さんは、これから保育園の保護者会(?だったかな)だそう。
黒いTシャツにデニムというメンズライクなスタイルに
ストローハットをかぶって、とってもかわいかったなあ〜。

満面の笑顔で「いちださんも頑張って〜。行ってらっしゃ〜い」
と手を振ってくれました。

その時、
「ああ、なんて気持ちのいい人なんだ!」
と感動したのでした。
そして、こんな気持ちのいい方とお友達になれてよかったなあ〜って。

同じことを、同じように「いいよね」と言えて、
互いの「当たり前」が同じ人と出会うことができるって、
本当に奇跡のような気がします。

ときどき「当たり前」が違う人がいて、「あれ?」とびっくりすることもあるので……。

それは、ほんのささいなことで、
誰かの、ここに至るまでの手間や時間を想像し、感謝の気持ちを持つことや、
仕事の段取りをきちんと事前に説明することや、
共通の友達が困っていたら、誘い合って声をかけることや………。

語り合ったわけでもないのに、
そんな「当たり前」が同じだと、
何か仕事を一緒にするときも、
一緒にお茶を飲みに出かけるときも、
街角で会って挨拶するときも、
なんのひっかかりもなく、時がスムーズに流れて
気持ちよく会って、気持ちよく挨拶し、気持ちよく別れることができます。

 

「私は明るく閉じている性格で……」とよく言うのだけれど、
そんな私の周りにも
そんな「当たり前」が同じ仲間がいて、
なんてありがたいんだろう!と思います。

決して大勢ではないけれど、
ほんの少しでいいんだよな……
と仕事に向かいながら思ったのでした。

もちろん時々「当たり前」が違う人と出会って
「そっか〜。そういう考え方もあるのね……」
と違いから学ぶこともあるのですが……。

その後、電車に乗って横浜へ。
ちょっと奮発して湘南新宿ライナーのグリーン車に乗り、
街並みを眺めていると、
自分と友達のこと、仕事仲間のこと、普段の生活のことなど
「いつも」が窓の外に流れていて、
それを、少し離れた「こっち」から眺めているような気分になりました。

ああ、そうだよな〜。
私って、人に恵まれているよなあ〜
とか
こうやって、好きな仕事で取材に出かけるって幸せだよなあ
とか
でも、10年後はどうなっているかなあ〜。
とか
その時、どうだったら幸せだろうなあ
とか。

自分の「いつも」を一歩引いた目で観察してみるって、
とってもいい時間ですね。
これから、意識的にこういう時間を作ってみるのもいいなあと思ったのでした。

自分から一歩離れる……。
バタバタと1日を過ごしていると、
なかなかそんな時間を持つことができません。

どうやって、「一歩離れる時間」を日常の中に組み込むか……。
これからそんな「おへそ」の作り方を研究してみたいと思います。

みなさま、今日もいい1日を


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