生活の「手触り」というもの

久しぶりに朝のウオーキングに行ってきました。
紫陽花の蕾がどんどん増え、ドクダミの花が咲き……。
そんな季節の足取りを眺めながら歩くのは、やっぱり楽しいなあと
改めて感じた朝。

札幌でのイベント中は、ホテル暮らしで、
掃除も洗濯もしなくていいし、ご飯も作らなくてもいい。
ラクチンじゃ〜!
と思っていたのですが、
「生活」がそこにない毎日では、だんだん自分の重心がどこにあるのかがわからなくなっていきます。
常に、地面から10センチぐらい浮いて歩いている感じ。
頭ばかりが忙しく動いて、
体がふわふわ浮遊しているような感じです。

自宅に戻り、いつものように朝歩いて、
帰ったら、バケツに水を溜めてミントのオイルを数滴たらし、
雑巾をギュッと絞って家中の拭き掃除をする。
終わったら、ちょっと庭の紫陽花を切って部屋に生ける。
夕方になったら、買い物に行って、
キッチンに立って、「豚肉まきまき」と、マッシュポテトとレンチンたまねぎを作る……。
そうやって、手や足を動かすうちに、
徐々にお腹にぐっと力が入り、
自分の重心が戻ってきた気がしました。

「めんどうくさい〜!」って思っていたけれど、
日々の営みって、生活の手触りであり、実感であって、
それが心を落ち着かせてくれているのですね〜。
日常から離れてみて、改めて気づくことがたくさんあります。

実は……。
札幌でのイベント中、たくさんインスタライブや、トークイベントをしましたが、
私はちょっとブルーな気分だったのです。
というのも、
イベントの直前に髪の毛を切って、緩くパーマをかけたのが、
自分ではどうもうまくまとめられなくて、ヘアスタイルが決まらない……。

さらに、毎日会場で鏡を見るたびに、
なんだか肌の調子がよくなくて、くすんで見える……。

しゃべり始めると、そんなこと忘れて、
夢中になって、お相手と話すことが楽しくてたまらなかったのですが、
朝、ホテルの部屋を出る前に、
鏡に向かうたびに「むむむ〜」と思っておりました。

そして、帰ってきた夜、ちょうどテレビでMEGUMIさんが出ていらして、
スキンケアの方法などを教えていらしたのです。
MEGUMIさんといえば、美容の本を出されて50万部越え!
私はまだ本を読んだことがなかったのですが、
そのこだわりっぷりに、
そっか〜。ここまで一生懸命に自分を大事にしないと
きれいになれないのね……
と納得しました。

MEGUMIさんほどのことはとてもできないけれど、
せめて、いつもチャチャチャ〜とすませていた
洗顔やスキンケアを丁寧にやってみることに。

お風呂に入って、顔を丁寧に洗い、
サボンデシェスタさんの「シュクレ」でスクラブし、
tao」のローションで整えてから、りんごの香りのシートマスクを顔にのせて……。

昼間も、気がついたときに、シュシュっと化粧水をスプレーして、
両手で顔を包み込むように抑える……。

たったこれだけでも、
ちょっとお肌が柔らかくなってくる気がします。

肌のケアでも、家事でも、
「そこ」に心を向けるってことが、きっと結果を生むのでしょうね〜。

そして、美容も日々の家事も、自分を大事にすることなんだよなあって思います。

今日は、ちょっと美容院に行って手直しをしてもらう予定。

みなさんは、どんなスキンケアをされているでしょうか?

今日もいい1日を〜。


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