新しいレシピに挑戦した日

庭のヤマブキを玄関に飾ってみました。
これからの季節は、
庭で咲いた花を部屋の中に飾ることができるので嬉しい!

クリスマスローズもまだ咲いているし
ムスカリ、クレマチス、そして山芍薬と続きます。
楽しみだなあ〜。

さて……。
毎日、夕方が近づくと、「今日の晩ごはん、何にしようかなあ〜」
と考え始めます。
大抵、もう作り慣れたものを繰り返し作ります。
魚と肉を交互に……。
でも、そろそろ何か新しいおいしいもの、食べてみたいな〜と思ったら
仕事の帰り道、スマホで「みんなのきょうの料理」をチェック。
NHKの番組で放送されたレシピが
あれこれ紹介されていて、
いろいろな料理家さんのおかずを一気に見ることができるのでとても便利です。

先日、家で時間があったので、新作に挑戦することにしました。
「きょうの料理」で以前「これ、おいしそう!」と思い、
「マイレシピ」に保存しておいたもの。
タサン志麻さんの「プチポワ・フランセーズ
というなんだか洒落た名前の一皿です。
名前は凝っているけれど、作り方はいたって簡単!

新玉ねぎと新にんじん、グリーンピースをバターで炒め、
水と固形スープ(私は鶏がらスープで)を加えて煮詰め、
最後にベーコンと、レタスを加えてソースのできあがり。

豚肩ロースをソテーして、この豆のソースの上にのっけていただく、というものでした。

これがね〜!
びっくりするぐらいおいしかったのですよ。
新玉ねぎと新にんじんの甘さ、グリーンピースの香りを
バターがぐいっと引き出して、コクがあって、
肉はなくても、このソースだけでもおいしい!

私は豚ロースではなく、必ず肩ロースを選びます。
ちょっと高いけれど、柔らかさが全然違います。
ゆっくりカリッと焼いた肉と、この豆のソースを一緒にいただくと
うんまい〜!
最後に加えるレタスがシャキシャキした歯応えで、
いろんな素材のおいしさが一皿で味わえます。

すごいなあ〜。
さすが志麻さん!

このソース、きっとチキンや魚にも合うと思う!
なので、今度は上にのせる素材を変えて作ってみようと思います。

志麻さんは、まとめて多めに作り置き、スープなどにもすると書かれていました。

そして!
こんな塊肉を食べるときだけ出してくるカトラリーがあります。

それが、以前おへその別冊「ちょっと背伸びのもの選び」というムックで
小川糸さんに教えてもらったドイツのブランド「アイヘンラウプ」のもの。

糸さんは、ドイツで暮らしていた時期に
いい肉を少しだけステーキで食べる習慣がつき、
そのときに、「す〜っと切れるカトラリーが欲しい」と
これを選んだのだとか。

先が丸いので、そんなに鋭利に見えないけれど、
まさにす〜〜っと切れる!
糸さんちでご馳走になったとき、
その切れ味に感動して「私も欲しい!」と思ったのでした。

でも、残念ながらこのカトラリー、日本では売っていないのです……。
取材の後、あれこれネットで調べてみたけれど、
海外通販で買うのはちょっと自信がない……。
それで諦めて、
でもず〜っと頭の片隅にあって、もんもんとしていたのでした。

そんな時、出会った方がドイツに行くというではないですか!
「もしも、よかったら……なんですが、あったら買ってきてくれませんか?」
とお願いして、
買ってきてもらったのがこれです。

我が家では、ステーキなど塊肉はめったに食べないので、
普段は箱に大切にしまっておき、
「今日はステーキ!」という日だけ取り出してきます。

新しいレシピで作った一皿はおいしいし、
やっと取り出せたナイフでは、す〜っと切れるし!

幸せな夕飯のひとときでした!

糸さんは牛肉を叩いてからパン粉をつけて焼き、ビーフカツレツに。カリカリの衣も、このナイフならす〜っと切れるのです!

 

もうこの歳になったら、
どんどん新たなレシピを開拓しなくても、
我が家の定番だけでいいよな〜。
とか
もう器も道具もたくさん持っているから、
これ以上増やさなくてもいいよな〜
と思うけれど、

その反面、こうして新しいおいしさに「ほ〜!まだまだ知らない味があるんだわ〜!」
と嬉しくなったり、
新しい道具に「わあ〜、我が家の食卓はまだまだ進化できるんだわ〜」
とワクワクしたり。

たくさんじゃなくてもいいけれど、
「知る」ことや「買う」ことも、
やっぱり大事だなあと思うこのごろです。

 

みなさんは、最近何かおいしいもの、作りましたか?

 

今日もいい1日を!

 

 


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