夫のいぬ間のひとり時間

今日、ウォーキングに行こうと思って、着替えて玄関を開けたら
雨がしとしと降っていてびっくり!
今日はお休みとしました。

ひと雨ごとに春が近づいてくるのですね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、先週夫が2週間の旅から帰ってきました。
最初は「寂しいなあ」と思っていたのに、あっという間に2週間経っちゃった!(笑)
そして、その間「ひとり」ということをあれこれ考える、いい時間になりました。

夫がいないと、ご飯もひとりなので、
ラーメン作ったり、野菜炒めとご飯だけとか、夕飯はかなり手抜きに。
でも、それだけではなかったのです……。

「野菜炒めして、油が飛び散っちゃったけど、掃除するの面倒だなあ」
「ま、いいか」
「食卓の上に、本やら書類やら出しっぱなしのものがたまってきたなあ」
「ま、いいか」
「お風呂、ひとりだと汚れないよね〜。洗うの面倒だし」
「ま、いいか」。

そう! 私の生活はどんどんダラダラモードになり、
部屋は散らかり、キッチンはギドギドになってきたのでした。

夫が帰ってくる前に、必死に片付け&掃除

そっか〜。
私は、自分のために、自分のやり方で、片付けや掃除をしていると思っていたけれど、
一緒に暮らす人=そばで見ていてくれる人がいないと、
こんなにダラダラ人間になっちゃうんだ!
と改めて発見しました。

家を心地よく整えるのは、自分が気持ちいいから。
と思い込んでいたけれど、ほんとは
そんな自分を誰かに見ていて欲しい……。
掃除をしたなら、掃除をした気持ちよさを、誰かに褒めてほしい、
って思ってたんだなあ〜、わたし……。

夫は掃除したからといって「おお、きれいになったね」
とは言ってくれないし、
私がどう片付け、どんな掃除をしているかも知らないけれど(彼が寝ている間だから)
自分が掃除してきれいに整った空間に、
私ではない、誰かが居るということは、
私にとっては、とても大きなことなんだなあ。

そう思いながら、帰ってくる前日に慌てて部屋中を片付けて、掃除をしました。苦笑

一方で、ひとりでいるよさもたくさん見つけました。
まずは、この2週間、いつもお風呂のフタの上で書いているノートに
普段の倍以上のことをあれこれ書きました。

夫がいると、ご飯を作らなくちゃ。だったら買い物行かなくちゃ。
洗濯しなくちゃ。掃除もしなくちゃ。
とあれこれ家事が増えて、家で「なんにもしない」時間がほとんどなくなります。
でも、ひとりだと、おしゃべりもしないし、
当たり前ですが、ひとりで過ごす時間がぐんと多くなる……。

すると自然に思考が自分の内側に向かって、
あれこれいろんなことを考えるようになります。

ちょうど仕事がひと段落した時期とも重なって、
本を読んだり、テレビの見逃し配信を見る時間で、いろんな言葉が胸に刺さり、
書き留めたりしておりました。

「ああ、私は普段ほとんど『次にしなくてはいけないこと』のことしか
考えていなかったんだなあ」
「頭を空っぽにしたとき、何を感じ、考えるか、なんて、
ほとんどしてこなかったんだなあ」
と実感。

「暮らしのおへそ vol,37」の「メモするおへそ」で、
メモの達人たちは
メモや時間管理のスキルがすごいことはもちろんですが、
みんな「振り返りの時間」や「自分と向き合う時間」をちゃんと確保されていました。

今は、こんなに「ひとりの時間が大事!」って言いながら、
仕事が立て込んでくると、すぐに「そんなこと言ってられない!」とフル回転になってしまいます。
だったら、意識して「ひとり時間」を暮らしの中に組み込まないと……。

夫を迎えに、車で空港へ。
初めて一人で運転して空港まで行くので、早めに出たら
1時間前に着いちゃいました。
そこで、ノートを広げて手帳タイム。

この時は、思いついたことを書くのではなく、「俯瞰タイム」と自分で名づけ、
今年が始まってから今日までのことを手帳を見ながら振り返ってみました。

ノートの見開き2ページを使いながら、1月、2月にあったことをリストアップ。
3月にやりたいことを書き出しました。

おお〜!
この「俯瞰タイム」、なかなかいいかも!
月に1度、こんな時間を作ろう!と思ったのでした。

人は、家族や仕事仲間や友達と一緒に多くの時間を過ごすけれど、
「私自身」と一緒にどう過ごすか、も大事なんだよなあ〜。

人生後半、少しずつ人間関係が閉じていく練習としてもいいのかもしれません。

みなさんは、どんな「ひとり時間」を過ごしていらっしゃるのでしょうか?

今日もいい1日を〜。


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