悲しいことがあったとき

さっむいですね〜。
大雪が降った地域のみなさま、大丈夫でしょうか?

先日、「温泉でも入りたいねえ〜」
と夫と話していて、たまたまふたりとも出かける予定がなかったので
「行っちゃう?」と
弾丸で温泉宿へ行ってまいりました。
あったかくて、とろりとしたお湯に浸かるのは、
やっぱりいいですね〜。

さて……。
悲しいことや苦しいことがあったとき、
私は、その只中にいるときには、
言葉にすることができません。
ひとりでもやもや、くよくよして、
少し時間が経ってからやっと「実はさあ」と話します。
これは、幼い頃からずっとそうで、
学生時代も、友達関係で悩んでも、
ずいぶん経ってから、母に「実はさあ」と話していたなあと思い出します。

部屋の外に小さな温泉つきの部屋でした。プチ贅沢!

そして、今回も少し前にちょっと悲しいことがあり、
温泉宿を手配している夫に
やっと「実はさあ」
と話したのでした。

夫は「そうやったん」と言うだけでしたが、
私は、話したことで、心底ほっとしたことに、
自分自身で驚きました。

ああ、「そうやったん」って聞いてくれる人がいるだけで、
こんなに安心できるんだって……。

先日、西加奈子さんが「自分で自分の味方をする」と
おっしゃっていたことを書いたけれど、
すぐそばに、家族という味方がいる
と感じることは、本当に心強いものだなあって。

悲しいこと、苦しいことは、
ひとりで抱えていると、とても重たいけれど、
たとえ解決策を教えてくれるわけじゃなくても、
誰かに話してみれば、
その重さは、ふっと軽くなるんだなあと知りました。

こうやって、自分がちょっと落ちた時に、
どうすれば、上がれるか
ひとつひとつ経験を足し算していくって大事。

そして、痛い思いをするからこそ、
周りに悲しい顔をしている人がいたら、
話を聞くだけでもいいから
力になりたいなあとも思います。

みなさんは、悲しいとき、どうやって心をリブートさせますか?

 

今日もいい1日を。

 


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