暮らしも、収納も、持続可能=サスティナブルな方へ……。「暮らしのまんなか」本日発売です。

東京はき〜んと冷えた朝です。
今日は冬至だとか。
1年でいちばん昼が短い日。
ということは、明日から少しずつ日が長くなるってこと。
1年の巡りはもう春に向かっているのですね〜。

日本海側は大雪のようですね。
みなさんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか?

さて!
本日12月22日、「天然生活」別冊、「暮らしのまんなか」が発売になります〜!

座り心地がよさそうな椅子は、「SyuRo」を営み、
長野県に移住された宇南山加子さんのお宅のもの。

巻頭では、宇南山さんの新居を取材させていただきました。


東京の下町で、日用雑貨のお店「ShuRo」を営み、
プロダクトデザインや、店舗の企画、ディレクションをするデザイン会社を営んでいる宇南山さん。
私と同じような典型的な「はたらきマン」!
息子さんを育てながら、
めいっぱい仕事をしてきたそう。
でも、ふと立ち止まったとき、
「自分のエネルギーを無駄遣いしている感じ」
がしたのだと言います。

子供に何かを残してあげられるような生き方をしたい……。
そう考えて巡り合ったのが長野県の今の土地でした。

太陽光発電のパネルを取り付けたり、生活排水をバイオジオフィルターできれいにして畑に使ったり。
室内には、ラジエターの中に水を循環させる「PS」を採用。

こうして、エネルギーを循環させる家をつくると共に
仕事もスタッフに任せ、会社としてのシステムをつくり、
がんばらなくても回る仕組みを生み出しました。

すごいなあ〜。
私はまだまだエネルギーを無駄遣いしているかなあ〜
といろいろなことを考えさせられました。

取材の日、宇南山さんがランチを作ってくださいました。
ごぼうのミートソースのパスタのおいしかったこと!

詳細はぜひ本誌をご覧ください。

渡邉文矢さんは、木工作家さん。
実は、我が家の玄関に飾っている木像は、
松本クラフトフェアでたまたま一目惚れして買い求めたものでした。

我が家の玄関

そして、妻のさゆみさんは、私のライター塾の生徒さんでもあります。

そんなおふたりがアトリエ兼住まいとして選んだのは岐阜県の山間の集落にある
築80年の一軒家。

当時住んでいた富山から通って、
車中泊をしながら、ふたりでコツコツとリフォームしたのだとか。

もう、この家がね〜!
本当に私好み!
我が家にも通じるところがたくさんあって、
いいなあ〜とため息をつきました。

日の光が巡り、飴色の柱や梁と、
おふたりが手を入れた漆喰の壁が見事にひとつになって、
心地の良い暮らしの場となっていました。

昨年、仕事をやめて、夫の手伝いだけをするようになったさゆみさん。
フリーランスは不安定な職業なのに、心配じゃない?と聞いてみると……。

「どう稼ぐかではなく、どうお金が使うかが大事だと思うんです。
消費するのではなく、気に入るものを長く使う。
そうすれば、お金がなくても楽しめそう」

と語ってくれました。
なるほど、その通り!
私もこの言葉を心にメモさせていただきました。

藤井愛さんは、中医学を学び、薬膳ワークショップを開き、
オンライン塾でも教えている方。

ご自身が体調を壊したのをきっかけに葉山に移住。
広々とした部屋には、素晴らしい家具が並び、
そんな暮らしのすぐ横に、
お灸や漢方、お香、中国茶など、
体を整えるアイテムがそろっていました。

「テニスのレッスンに行く前には、この漢方薬を飲んでおくの」
と教えてもらい興味津々!

漢方薬がぐんと身近に感じられました。

素材や質感、色を揃えた
柔らかい空間の作り方も、参考になることばかりです。


このほか、2章では、
つい、「家族のために」と思いがちだけれど、
「私時間」をつくるためのリビングを紹介。

3章では、持続可能=サスティナブルな収納を紹介しています。

料理ページは、私がだ〜いすきな
鎌倉の「なると屋」のいちかわようすけさんに
冬の煮物の基本を教えていただきました。

今回も盛りだくさん!

ぜひ書店で手に取っていただけたら嬉しいです。

暮らしのまんなか  Vol38
本日発売です〜!

 

みなさま、今日もいい1日を!


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ