70歳からは、「いつか」ではなく「明日」を楽しみたい! パーマネントエイジ、林行雄さん、多佳子さんの新著「大人の明日」発売です!

じゃじゃ〜ん!

この夏、ずっと取材に行ったり、原稿を書いたりして作ってきた、
兵庫県西宮市のセレクトショップ「パーマネントエイジ」の林行雄さんと多佳子さんの新著
「大人の明日」が、いよいよ10月10日に発売になります〜!

 

私の実家近くにあるお店へ初めて伺ったのは、今から12年も前のことでした。
「服は普通でいいんです」
と、今まで思っていた「おしゃれとは」というセオリーを180度ひっくり返されたんだったなあ〜(笑)

そんなおしゃれのノウハウを教えていただき、2013年に1冊目の本「毎日の大人服」をつくりました。
あれから10年。
今度の本は、「おしゃれ」だけではなく、
70代になった林夫妻が、年齢をどう受け止め、どうやって老後に備え、
どんな風にワクワクする毎日を過ごしていらっしゃるか……。
そんな「今」を丸ごとご紹介しています。

ところどころ出てくるおふたりのイラスト、かわいいでしょ〜!

まず、びっくりするのが、70歳になったと同時に、
介護付き老人施設に引っ越されたこと。

スタイリッシュなデザイナーズマンションにお住まいだったのに……。
このことを最初に聞いたとき、
「えっ! ちょっと早すぎるじゃない?」と思ったもの。
でも、どちらかが倒れたり、何かが起こってからでは、引っ越しは大変。
一歩先に動いて「安心」という土台づくりをした、と聞いて、なるほど〜!と納得しました。
人生後半になるからこそ、思ったらすぐ動く。その行動力が大事になるのですね……。

その上で、今までのマンションでは変えなかった犬を飼うことに。
「年齢のことを考えたら、最後のチャンスだと思って」とおふたり。

こうしてやってきたのが、ジャックラッセルテリアのニッキーです。
ニッキーがやってきてから、おふたりの生活がガラリと変わりました。
散歩に行って、一緒に歩く、歩く!
すっかり体が丈夫になったそう。

子供がいないおふたり。
ニッキーがいるから、ご飯の心配をしなくちゃいけないし、いたずらされたり。
今まで気ままなふたり暮らしだったのに、
手間も時間もかかって、思うようにならないことがいっぱい。
でも「ままならない」存在がいることで、
「愛する存在を手に入れる」という体験を味わうことができたそう。

「腕にあごをのせてくつろいだり、
お腹を出して眠ったり。
私たちに全身を預けてくれる……。
それを感じるだけで、幸せな気持ちになれるんです」
と語ってくれました。

「安心」を手に入れたからこそ、冒険もできます。
最近、淡路島に小さな家を借りたばかりのおふたり。
庭の手入れをしたり、インテリアを考えたり。
これまで、台所に立ったことさえなかった行雄さんが、
マイ包丁を買って、料理を作ってくれるようにもなったそう。

私たちも、取材の際に、かぼちゃのスープとサラダをご馳走になりました!
そんな淡路島のお気に入りのスポットも紹介しています。

もちろん、おしゃれのコツもご紹介!
ニッキーがやってきてから、スポーツアイテムを取り入れるようになった、
というおふたりの、以前よりちょっと力を抜いた、ラクチンおしゃれのコーディネートは、
つい真似したくなることばかりです。

ちょっと気になる老後のお金や、健康のことについても語っていただきました。

この本を作りながら、10年前よりもっと楽しそうなおふたりの姿を見ていると
お〜!70代もなかなか楽しそうじゃない!と思えてきます。

歳を取る、と聞くと、なんだか怖かったり、不安だったりするけれど、
こんなふうに生きれば、
必要以上に恐れなくていいし、
何歳になってもワクワクできる……。
そんなお手本を見せていただいた気がします。

「大人の明日」というタイトルは、行雄さんが考えてくださいました。
70歳からの「いつか」ではなく
「明日」を楽しむヒントがいっぱい詰まっています!

おふたりとニッキーの自然な姿を素晴らしい写真で切り取ってくれたのは、
カメラマンの黒川ひろみさん。
編集は、10年前の本も一緒に作った、主婦と生活社の梅田良子さんです。

10月10日発売。
amazonでは予約が始まっています。
よかったら、お手にとってみてくださいね〜。

今日もいい1日を!

 


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