朝のウオーキング途中に小さな白い花を見つけて
「え? ギンモクセイ? ちょっと早すぎだよね? 匂いしないし」
と思って調べてみたら、金柑の花でした。
こんな可憐な花を咲かせるのですね〜。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
先日、このサイトで「私の段取り日記」の連載をしていただいている坂下真希子さんに
誘われて、ランチに行ってきました。
今まで坂下さんとは、「朝活」と称して、朝はや〜くお会いしておしゃべりする、
ということがほとんどだったのですが、
今回は12時に待ち合わせ。
以前、坂下さんが連載の中で紹介してくださった、西馬込にある「yohak(ヨハク)」さんに行きました。
![](https://ichidanoriko.com/ichidanorikowp/wp-content/uploads/2023/09/4722FB7C-F251-4415-B76B-E94ADAA52228_1_105_c.jpeg)
髪の毛を切って、おしゃれ度がよりアップした坂下さん。
そこへ行くと、店内の空間から、料理、器、すべてにピシッと1本の軸が通っているように感じられ
お食事をいただいたり、ドリンクを飲んだりしているうちに、
自然にす〜っと頭の中がクリアになって、背筋が伸びる気がする……。
1年に何回かそんな体験をすることがあります。
yohakさんは、まさにそんなお店でした。
聞けば、オーナーは下北沢にあったチクテカフェにいらした方だそう。
そう聞いて納得しました。
チクテカフェは、私が「あの感覚」を初めて味わったカフェだったかもしれません。
以前ここでも少し書いた、三重県「vison」の中にある「カフェトミヤマ」もそうでした。
東京の「銀座ウエスト」も私にとってはそんなお店です。
この日は、ラタトゥユとサンドイッチのセットを。
冷たいナスやにんじんの煮込みの上に、温かくソテーされたかぼちゃとソーセージがのっている一皿の
美しいこと!おいしいこと!
卵もベストな状態の半熟でした。
サンドイッチは、噛み締める度においしい固いパンに、塩加減が絶妙なきゅうりとハム。
「チクテカフェ」の「ニース風サラダ」が、絶妙なバランスで、
スコーンのカリッとした焼き具合が最高なのと同じ。
「カフェトミヤマ」の、フルーツサラダのクリームの硬さが、
これしかない、というぐらいちょうどよくフルーツを包み込んでいるのと同じ。
「銀座ウエスト」のハムサンドのトーストのカリッと感がいつも必ず同じ、というのと同じ。
この「ぶれることのないこだわり」が、
訪れる人の、背筋を伸ばしてくれるのかのしれません。
パンの焼き具合や、卵の茹で時間や、ラタトゥユの温度など、
ほんのささいなことなのに
「これがいちばんおいしい!」と確信するまで突き詰めて、
「この状態で食べて欲しい」とお客様にお出しする……。
さらには、それがいつ行っても変わらない。
そのことに感動します。
![](https://ichidanoriko.com/ichidanorikowp/wp-content/uploads/2023/09/CEDB0A21-5317-41F3-8A8F-CBD8BA088806_1_105_c.jpeg)
食後には桃のパフェを。これも大人の味でおいしかったなあ〜。
「これがいちばん!」と究極まで突き詰めることって、
決して大きなことでなく、
身の回りにある、当たり前のことでいいんだなあと教えられた気がします。
セレクトショップで、洋服の包み方がとても美しいお店があります。
請求書をいただいたとき、とても丁寧に手書きで書いてあり、隅々まで心が配られていることを感じることがあります。
歳を経て、つい「ま、いいか」とラクな方へ流されることが多くなったけれど、
相手のためを思って「ここまでは」と最高の状態へと心を尽くす……。
その大切さも忘れたくないなあと思ったランチのひとときでした。
坂下さんとは、2時間、時を忘れておしゃべりしました。
楽しかったなあ〜。
みなさんには、そんな行きつけのお店がありますか?
今日もいい1日を〜。