先輩たちのおしゃれと人生のヒントがギュッ!

じゃじゃ〜ん!
大人になったら着たい服2023年春夏」が本日3月31日発売です!
表紙は、意外や創刊以来、毎号必ず出ていただいていたのに、
なぜか表紙は初めて! というパーマネントエイジの林多佳子さんとスタッフの桃井しのぶさんです。

毎回、この本の取材は、
おしゃれのヒントを教えてもらえるのはもちろんのこと、
ちょっと年上の先輩たちにお話を伺える貴重な機会になっています。
イケイケゴーゴー!という
人生のてっぺんにいる人とはちょっと違い、
人生後半の道を穏やかに、自分らしく、淡々と歩いていらっしゃる先輩のお話には、
ハッと気付かせていただくことがたくさんあります。
今回も素敵な方がいっぱい!

池田登志子さん、年上の方にこう言ったらなんですけれど、かわいいでしょ〜!
赤のチェックのスカートと白シャツの組み合わせが素敵!
私がよく通っている吉祥寺のカフェ、「コロモチャヤ」さんで出会いました。
いきなり声をかけて取材をお願いしたとき、
「楽しそうね。お勉強になるからやってみるわ」
とおっしゃってくださいました。
どんなことでも「新しいこと」に出会ったら、踏み出してみる、
というのがいつもの方法なのだそう。

年配になるとつい、「もう私はいいわ」と言いがちなのに、
そんなフレッシュな気持ちを持ち続けることを教えていただきました。

イラストレーターの永川梨惠さんは、フランス映画の中から抜け出してきたような
キュートな方でした。

コーディネートの基本は、大好きなミュージシャン、野宮真貴さんの本で知ったという
「マッセメッシュ」のパンツです。
「これ」と決めたら、それだけあればいい。
「ストライクゾーン」を狭く、深くすることで、
おしゃれが安定する、ということを知りました。

佐々木裕子さんは、鎌倉の雑貨屋さんmolnオーナーの佐々木綾さんのおかあさま。
「サラ」のギャザーたっぷりのブラウスを、
甘くなりすぎず、さらりと着こなしていらっしゃいました。

一時期、体の具合が優れず、普通の暮らしができるようになったのは
65歳を過ぎてからだったそうです。
「今が絶好調なの」と語ってくださいました。

人見知りで体が弱くて……。
でも、無理をせず、庭で草花を育てて、今できることをする……。

「人より秀でる」というものさしを手放せば、こんなに穏やかに過ごせるのか……
と、人生後半の歩き方のお手本を見せていただいた気がしました。

「パーヌ」というブランドのデザイナーをしていらっしゃる塚原さんは、
以前「大人になったら着たい服」に出ていただいて、大人気だった
大分のセレクトショップ「アントワープ」の帆秋清美さんにご紹介いただいた方。

このサックスブルーのロングシャツはなんと「コス」!

そして、塚原さんが大好きなものが、秋田県で開催される「西馬音内盆踊り」や
花人、川瀬敏郎さんの作品、さらにはジャズや津軽三味線。
出てくるものは、ファッションとは関係ないものばかりでびっくりしました。

「『ソウル』=魂が揺さぶられるものが好きなのよ」
と語ってくださり、納得!
ものづくりに必要なものは、そんなパッションなのかもしれません。

このほかにも、福岡のセレクトショップ「アンビエンテ」の浦田亜規子さんとは、
福岡のゲストハウスやショップをめぐったり。

パーマネントエイジさんの特集は、
「年齢を飛び越える白」。
歳を重ねても、若い人でも似合う「白」をベースにしたおしゃれを紹介しています。

前号から始まり、大人気だった誌上通販もあります!

改めて、1冊をパラパラと見返してみると、
いろんな方の人生がぎゅっと詰まっているなあと実感。
ぜひ、じっくり読んでみてくださいね〜。

大人になったら着たい服2023年秋冬」本日発売です!

みなさま、今日もいい1日を!


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