弾丸で、実家の手伝いへ

朝、ウォーキングに出かけようと思ったら雨が降っておりました。
花冷えの東京です。
みなさま、いかがお過ごしですか?

さて。
原稿がてんこ盛りの時期でありながら、
先日、弾丸で実家に帰って参りました。
なぜかというと……。

ある日、母から電話がありました。
押し入れダンスが古くなって、とうとう引き出しが開かなくなったとおっしゃる。
「買い換えるのに、なにがいいかなあ?」ということでした。
そこで、私は「無印良品」などの押し入れ用引き出しをすすめて、
「よかったら私がネットで買って送るよ」と言っておりました。

でも、「やっぱり見ないと実感できないから」と
90歳の父と80歳の母のふたりで、「無印良品」へ行ったらしい……。
でも、いまいちピンとこなくて、
その後「ニトリ」へ行ったら「いいのがあったのよ!」と喜んで電話がありました。

一週間後に届くとのこと。
そこで、ふと考えました。
以前から使っていた押し入れダンスは、私が子どもの頃から使っていた木製で、
大きくて重い。
あれを父と母で押し入れから出すのはとても無理なんじゃないか……。

そう母に言うと
「いやいや、引き出しを全部出してから取り出せば、ふたりでできるよ」とのこと。


▲これが、もう40年近く使っていた押し入れ用引き出し。ボロボロ……。とりあえず粗大ゴミの日までベランダに出しておきました。

でも、どうしても心配で、う〜んどうしよう……と迷ったのですが、
やっぱり! と弾丸で手伝いに帰ることにしたのでした。
母にそう電話すると……。
「そ〜お。助かるわ〜」と。

なんだ、やっぱり来て欲しかったんやん!
「あんたは忙しいから」
といつも遠慮するけれど、やっぱり「手伝ってもらいたい」というのが本音だったんだなあと
改めて思いました。

つまり、電話で「大丈夫よ」とか「ふたりでできるよ」といっていた言葉は
ホントじゃなかったということ……。

つい、自分の仕事が立て込んでいると、
「大丈夫よ」という両親の言葉に、のっかりそうになります。
「大丈夫よね、きっと」って……。

でも、ちょっとでも不安があったら、できる範囲で身軽に気軽に駆けつけた方がいい。
今回のことで、思い知りました。

一番上の写真は、引き出しにあったものを全部出して、「いる」「いらない」に分けたところ。
ついでに押し入れの天袋からも、よく使うものは下の押し入れへ下ろすように分類しました。
この作業だけでも半日。
すぐに疲れる父と母では、無理だったよなあ〜。

こうして、やっと押し入れはきれいに片付いたのでした!
たったこれだけのことだけれど、
ふたりではできなくなったんだなあ〜。
もちろん、頑張ればできたのかもしれません。
そして、どれぐらい手伝うかは、とても難しくて、
私は心配しすぎな面もある……。

けれど、母と「え〜、これいつの?」「わあ、これなつかし〜」
と押し入れを整理した時間は、なかなか楽しかったのでした。

東京へ戻ったのは深夜近く。さすがに疲れました。
みなさんは、実家のお手伝いをどうされていますか?

今日もいい1日を〜。


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