私は正しい。夫も正しい。と思う練習を

昨晩から風がゴ〜ゴ〜と鳴っていて、
今朝はピューピュー向かい風の中ウォーキングに行ってきました。

この時期になると、「あっ、いい匂い!」と鼻をクンクンさせると、
沈丁花の花を見つけることができます。
小学生の頃、住んでいた家の庭に沈丁花がありました。
卒業、入学、クラス替え、というちょっと不安定な時期に咲く花なので、
この香りを嗅ぐたびに、心がソワソワしたあの時期を思い出します。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて!
我が家では、ず〜っと毎晩、夫との静かなるバトルが繰り広げられておりました。
というのも……。
玄関の外に外灯がついていて、夫は電気代がもったいないから「消しといたっていいやん」というタイプ。
私は、我が家がちょっと奥まったところにあり、夜には真っ暗になるので、
防犯のためにも「つけといた方がいいやん」というタイプ。
どっちもまったく譲らずに、
言い合いをしても結論が出ません。
それで……。
夜、玄関脇にあるトイレに行くたびに、消されていたら私がつける。
私がつけておいたら、夫が消す。
ということを繰り返していたのです。

なにしてるんだ!わたしたち!(笑)

私は、朝ウォーキングに出かけ、帰ってストレッチをしたら拭き掃除をする、
ということは、何度かここに書きました。
先日、机やテレビ台や、チェストなどを拭いていると、夫がボソッと言いました。
「なんで、雑巾を裏返して拭かないの? 汚れた面で拭いてもきれいにならないでしょ」。

それを聞いた私はムカッ!
「毎日拭くから、そんなに汚れていないのよ!」
「リビングが終わったら、裏返して書斎に行くし!」
「そもそも、遅く起きてきて、掃除もしないのに文句だけ言うわけ?」
と心の中であれこれ思ったのだけど、
口に出しても結局解決しないので、
ムスッとしたまま、口をきかず、
拭き掃除を続けたのでした。

「ほんと頑固者だからなあ〜」と夫。
その言葉を聞きながら、「確かに、そ〜だよなあ」と思いました。
私は、自分がいいと思ったことは、人がなんと言おうと「いい」と信じ続け、
なかなか人のいうことを聞きません。

ふと、「私は、私を正しいと思っている」んだなあと思いました。
つまり、相手は「間違っている」と思っているということ……。

でも、しぶしぶ夫の言うことを聞き、「やっぱりそれでよかった!」ということもあるのです。
そろそろ「私だけが正しい」と思い込むことを、緩めてもいいのかもしれません。
だったら、「私は正しい。でも夫も正しい」と考えてみようかなあと思います。
(自分が間違っている、とは考えないのが、私ならでは。苦笑)

ちなみに、外灯をつけることは諦めました。
今は、夜の我が家は真っ暗です。
雑巾は、こまめに裏返すようになりました。

相手も正しい、と認めるって、
今まで、頭の上を素通りしていた相手の言葉に耳を傾けるっていうこと。

これは、もしかして夫婦間のことだけでなく、
仕事や友達づきあいの基本なのかも。

ただ、最近、いいことを思いつきました。
夫に注意されたとき、
思いっきりヘン顔をして返すこと。

今まで無視をしていたけれど、これだと一応相手の言葉を聞いている、
というサインにもなるし、
ヘン顔を返された夫は、大抵笑い出し、
チクチクしていた空気が一気に吹き飛びます。

いろんなヘン顔を発明しながら、相手の言葉を受け入れる練習をしたいと思います。

みなさま、今日もいい1日を!

 

 


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