この時期ウォーキングに出かけると、空にはまだ星が瞬いています。
星空の下には、葉が落ちて、そのシルエットがくっきりと際立つ木々。
その下には、私のウォーキングシューズ。

上から順番に見つめていくと、
ああ、世の中には「星」に興味がある人もいれば、
「植物」に興味がある人も、そして「運動」に興味がある人もいるんだよなあ〜と
突如思いました。

それぞれみんな興味があるものが違うからこそ、
地球では、いろいろな視点で知識が深まり、
多様性があるからこそ、人類は進化するんだよなあ〜って……。

私が星のことを調べなくても、世界のどこかで星が大好きな人が研究してくれる……。
そうしてわかったことの恩恵を私も受けて、生きているんだよなあ〜って……。

そして、私にできることは、星や木々を眺めながら、
毎日テクテクと歩くこと……。

無理して興味がないことを頑張ってやろうとせず、
自分が自分の場で、「これが好き」ということに手を伸ばせばいい……。

朝の星空を見上げながら、そんなことを考えました。

ライター塾の卒業生だけで、「ライター塾サロン」という場を運営しています。
今、40名程度のみなさんが、自分の暮らしの中で感じたことを書いて、投稿してくれています。

その中で、先日小西ちさとさんというサロン生の方が、
私が以前「私を見つけてプロジェクト」でご紹介した、葉山のはり灸の施術所「kibaco」さんで
漢方茶をブレンドしてもらい、そのレポートを書いてくれました。

わあ、こんな風に「自分ブレンド」がやってくるのね〜、ととても参考になったので、
ここでシェアさせていただきます。

一田さんの記事を読んで、葉山にあるという整体屋さんkibacoさんに、
お正月前にネットで漢方茶を注文してみていました。
到着したのは一昨日の1/7。kibacoさんはお仕事始めは6日からだとおっしゃっていたので、
お仕事が早いのね〜と感心しております。

2週間、続けてみて、体にもいい変化があればいいなって楽しみです。

（中略）

最近の寒さによって生理痛の管理にも激震が走りました。
会社がね、極寒なんです。会社の中の暖房装備があまりに弱い。
夕方のむくみも感じていたので座り仕事で骨盤の調子も悪かったのもあり、
顔面蒼白になるほどの腹痛で、最悪な1週間を過ごしました。

生理周期もなんだかどんどん短くなってきて不安だなと感じていた時、
一田さんのInstagramの投稿を見て「漢方茶か、会社であったかいお茶飲みたいな…生理も良くなれば尚ヨシかな」
くらいの気持ちでポチッとしてみたのでした。

私はオーダーメイドがよかったので、少しお高いか？と悩みましたが、
そこは年末の気の大きさでポチっといたしました。

オーダーメイド漢方茶の注文は、アレルギーや病歴などの質問からおしっこの量まで、
チェック方式でスクロール10回分くらいの質問にた〜くさん答えます。なんか心理テストみたいで楽しかったです。

質問の内容も、スクロールするごとにどんどん細かいものになっていきます。
食いしばりや頭痛の痛み方、冷え方や自分の性格までどんどん質問に答えていきます。

このところ会社について、仕事の内容は好きだけど
最近はちょっと気持ちの面で負担に感じていたのかもな〜なんて見えてきたり、
質問に答えるだけで自分を見つめ直すような気持ちになれました。

楽しい質問コーナー体感はぜひこちらからどうぞ！

（中略）

到着したのは漢方茶だけではなく、長〜いお手紙も同封されていました。

このお手紙がなんともじーんと優しさを感じるお手紙で、
kibacoさんの人柄の良さと温かさを感じました。
kibacoさん、普段よりもお忙しいでしょうに
正月早々こんな一人ひとりに寄り添った文面を書いてくださるなんて…！と感動。

お手紙には質問内容に沿って、トラブルの想定やケア方法、
今の私に足りないものとその漢方的な理由が書いてあります。そこから考え出された、私だけの漢方茶。

早速淹れてみたら、ほんわりとお花の香りがして爽やかなルイボスティーのような、
でも優しく安心できる香ばしいお茶の味もする、飲んだことのない漢方茶でした。
正直激まずを想定していたので、美味しさにも驚き！

優しい手紙と、美味しい漢方茶。今年はなんだかさらに整えられそうな気がする！とワクワクし通しです。
リピートオーダーもできるし定期購入もできるので、続けてみたいな〜と考えています。
私の新習慣になりそうです。

 

毎日毎日やらなきゃいけない事とやりたいことと、体も頭もいつもいっぱいで、
次のことを考えながら動いて、それでも時間がないなって感じていました。

新習慣になりそうな、漢方茶を淹れるためにお湯をわかして淹れる時間。
お湯を注いで立ち昇るいい香りを感じたら、ちょっとだけ気持ちが自由になりました。
お湯を沸かし始めると、沸いたらまたすぐ立たなきゃいけないから座って何かを始めるにはもどかしい。
そんな、美味しい漢方茶を飲むための、お湯が沸くまでのちょっとの時間。

ちょっと体操してみたり。
急がず怒らずに、さっき子どもたちが食べたパンのくずが落ちているテーブルを拭いたり。
猫のしっぽと遊んだり。
たわむれてる子どもたちに混ざったり。
お庭に揺れる木を眺めたり。

なーんにも考えないで、自分が大切だと思えるものに使う時間。
今日の晩御飯も、掃除の段取りも、仕事のタスクも、効率なんて忘れて、ちょっとだけ。
これが仕事中で、誰かに見らていたら怒られるかも。でも、これは無駄な時間じゃないはず。
自分の「大切」を取り戻す時間なのかな〜なんて。
そして、自分の「大切」を取り戻す習慣になるといいな〜とも。
お湯が沸くまでの少しの時間を、しばらく楽しもうと思っています。

by 小西ちさと（ライター塾サロンより）

これを読んで、あの私が取材した後も、
kibacoさんは、誰かの体に寄り添って、その方の体調に耳を傾け、
お茶をブレンドされていたんだなあと
なんだか感動したのでした。

誰もが、自分の持ち場で、自分が好きなことを、淡々と毎日続ける……。
つい、「誰か」のことや、「遠く」にあることが気になってしまうけれど、
自分ができることに集中しよう……。
改めてそう気付かせてもらいました。

さあ、今日私ができることはなにかな？

みなさんができることはなんですか？

 

今日もいい１日を！