自宅療養生活、終わりました〜!

みなさま、ご心配いただきましたが、
ようやく自宅療養生活が終わり、復帰いたしました!
インスタグラムなどに、たくさんの優しいコメントをいただき、
本当にありがとうございました。

療養あけに、まず出かけたのは、いつものウォーキング。
すっかり夜明けが遅くなって真っ暗な中を、いつもよりゆっくり目にスタート。
朝の空気を思い切っ切り吸って、気持ちよかったなあ〜。
久しぶりにみる朝日に、改めて「いつも」の素晴らしさを実感しました。

驚いたのは、落ち葉が道一面に驚くほどいっぱい散っていたこと。
1週間出ない間に、1週間確実に季節は先に進んだのだなあと実感しながら、
落ち葉をカサコソ踏みしめながら歩きました。

 

今回の療養生活で感じたことを、忘れないうちに、ここで一度まとめてみます。
(ただ、自治体によって対応が違うと思うし、あくまで私の個人的感想です)

 

1、「おかしいな?」と思った時、街中のPCR検査でなく、病院の発熱外来に行ったのがよかった。
後から知ったのですが、街中のPCR検査で陽性になると、外に出られなくなってしまいます。
でも、病院の発熱外来だとPCR検査もしてもらえるし、私の場合、薬も出していただけました。

2、ネットスーパーを利用するときには、買い過ぎに注意。
初めてネットスーパーを使ったので、「あれも」「これも」とつい買い過ぎ、冷蔵庫がパンパンに
なってしまいました。
しかも、ずっと家にいるので、そんなにお腹がすかず、夕飯はいつもより少なめの品数。
なければないで、どうにかなるので「少なめ」がいいと学びました。

3、お見舞いの贈り物は、何であっても、ものすごく嬉しい。
外に出られないから、食べ物など実際に役に立つ、という以外にも、
「誰かが私のことを心配してくれている」という実感は、とても心強かったです。

4、贈り物は、ちょっとでいい。
いろんな人からいろんなものが届くので、賞味期限が長いものが助かりました。
すごく美味しかったのは、自分ではめったに買うことがない、冷凍のまぐろのづけ丼。
解凍してご飯にのせるだけだから簡単! お味噌汁を作るだけで夕飯になるので助かりました〜。

療養生活後半では、体も少しずつ回復するので、「ちょっとの甘いもの」が嬉しかったです。
おいしいクッキーとか、虎屋の羊羹とか。
喉に優しい柑橘のゼリーもおいしかったなあ。
ネットスーパーでは、「どこそこの〇〇」っていう買い物がなかなかできないので。

私は幸いとても軽傷だったので、いつものように午前中は原稿を書き、
午後からはコンテを書いたり、事務仕事をして、
夜は早めに夕飯を食べ、9時半にはベッドに入っていました。

そして、ベッドの中ではいつもより長めの読書を。
いつもはあまり読まない本=ゆっくり読まないとよくわからない本、
を読みました。

いつもなら「え〜?これ何が書いてあるかよくわからん!」と思ったら、
すっ飛ばして、次の本へ。
最近では、読むのは話題の本が中心で、エッセイだったり、ストーリーが面白い推理小説や、
自分が興味を持つ本だけ。

今回は、1日の流れがゆっくりしていたので、
信頼のおける人が紹介している、「じっくり読む」系の本を時間をかけて読みました。
すると、自分が弱っているからかもしれないけれど、
ふとしたページで、そのしみじみとした描写に心が震えて、涙がポロポロ出るのです。
ああ、読書ってこういうものだったよなあと思い出した気がしました。
ハラハラドキドキと、ストーリーを追う読書もいいけれど、
淡々と進む、自分とはまったく違う世界観の中に、少しずつ分け行っていくのもいい……。

人は、歩みを止めてみないと、気づかないこと、見えないことがありますね。

久しぶりにスーパーに買い物に出たら、吉祥寺の街には人がいっぱいでした。
今回、どこでどうやって感染したかわからないので、
今の私は、外に出るのもおっかなびっくり……。
でも、周りではみんな買い物や街歩きを楽しんでいました。
ああ、私が1週間家にこもっている間に、世の中はこれだけの人が動いていたんだよなあと思うと
不思議な気分でした。

感染者が増える中、どう気をつけ、
その中でも暮らしをどう楽しむかって、本当に難しいですね。

どんなに努力しても、感染を完全に防ぐことは不可能……。
せめて、隣同士の人と助け合って、優しい気持ちで過ごしていきたいと思います。

みなさまも、どうぞお気をつけて。
今日も、いい1日を!


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ