ついに私も……。

この時期の朝焼けは本当にきれい……。
でも、朝のウォーキングはしばらくおあずけです。

というのも……。
なんと、ワタクシ、コロナウィルス陽性になってしまいました……。
幸い、軽症で今は熱もなく、元気に過ごしております。

ここに書いて、公表するかどうか迷ったのですが、
この体験が、どこかの誰かの役に立つかも……と思い、
思い切って書かせていただくことにしました。

ただ、症状は人によって様々だと思うので、
あくまでもイチダの場合……ということで、読んでいただければと思います。

はじまりは、喉の痛みからでした。
仕事から帰ると、喉が痛い。ちょっとだるい……。
でも、熱はなく、「風邪かな?」といった感じ。
私は、喉が弱いので、喉から風邪がはじまることが多かったので……。

ただ、夜になると37度ほど熱があり、体の節々が痛くてだるくてたまらなくなりました。
「あれ? これはちょっとおかしいかも?」
そう思って、すぐに近所の病院のホームページを調べ、「発熱外来」に予約を入れました。
この時、「もうちょっと様子を見てからにしよう」ではなく、
すぐに行ってみたのが、とてもよかったなあと思っています。

発熱外来ってどんなのだろう?
とちょっとドキドキしながら行ってみたら、
完全予約制なので、他の患者さんがいない、というだけで、
病院の受付の方も、マスクとエプロンをして普通にいらっしゃいました。

先生に診ていただき、「喉が真っ赤だねえ。可能性はあるねえ」と言われました。
その後PCR検査を受け、
陽性だったことを前提にした薬を出していただき、
もし陽性だったら……の書類をいろいろいただいて帰りました。

この時も私は、熱はないし、風邪なんじゃないか?と思っていました。
ただ、夫もすぐに同じ症状になり、
「だとすればやっぱりそう?」と思ったり……。

翌日、病院の先生から電話があり「陽性ですね」と告げられました。
「あ〜あ」と脱力するほどがっかり……。
というのも、今、「おへそ」の取材がまっただなかで、
取材のアポがたくさん入っていたのです。

まずは、病院でもらった書類のQRコードから、東京都陽性者登録センターに登録します。
この時、ホテル療養や、食料の配送をお願いするかは、自分で選ぶことができます。
わからないことがあれば、24時間対応の「うちさぽ東京」というセンターがあるいことも知りました。

そして、とにかく、まずは濃厚接触かもしれない方々に連絡を入れました。
「本当にごめんなさい」と謝って、検査に行っていただくようにお願いしました。
さらに、仕事関係の方々に連絡。

この時、
「わあ、それは大変。仕事はなんとかなりますから、まずはお体を大事にしてくださいね」
という一言が、なんて嬉しかったことか!

特におへそチームのふたりは、すぐに動いてくれて、
「出張代わりますよ」「撮影は私たちで行きますから大丈夫ですよ」って
言ってくれて、本当に心強かったです。

自分が担当じゃない案件を引き受けるって、すごく気が重いと思うのです。
さらに、スケジュールを変更するって本当に大変だし、
「これから」のことを考えれば考えるほど「あちゃ〜!」って思うはず。

でも、そんなあれこれをぐっとのみこんで
「いやいや、大丈夫ですよ」
「こればかりは仕方ないことですから」
「いつ誰がかかってもおかしくないんですから」
「まずは体をお大事になさってくださいね」

という言葉をかけてくれるって、
健康な時なら当たり前にも思えるけれど、
いざ、当事者になってみると、悪いなあという気持ちがいっぱいだし、
体も心も弱っているから、本当に嬉しいものなのだとしみじみ思いました。

朝、ウォーキングに行かないし、ストレッチもしないので、
いつもより1時間遅くまで寝ていました。
いつもの時間に目が覚めてしまうのだけれど、もう一度うとうと……。
ぬくぬくのお布団の中でごろごろしていると、
ああ、ちょっとはこうやって自分を甘やかしてあげるのもいいなあと思いました。

早起きして、ウォーキング行って、ストレッチして、掃除して、原稿を書いて……。
いつもいつも「はりきって」いた私は、
そろそろもうちょっと「おやすみ」してもいいのかも。

病気になると、こんなことを考えるもんだよな……と思いながらも、
こんな状態にならなくちゃ感じられないことを、しっかり感じてみようと思っています。

もうコロナなんて終わりかけだし……。
ずっとそう思っていました。
でも、全然終わっていませんでした。
みなさんも、どうぞくれぐれもお気をつけて……。
今日もいい1日を。


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