キャベツ肉炒めを、本を見ながら新しいやり方で作ってみた!

ここ数日、朝焼けがとてもきれいです。
風は冷たいけれど、き〜んと澄んだ空気が気持ちがいい。
いよいよ冬の到来だなあと感じます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて。
知り合いの編集者からウー・ウェンさんの新著を送っていただきました。
10品を繰り返し作りましょう」(大和書房)
なんて魅力的なタイトルなんでしょう!

普通のレシピ本とは違い、中ページには、10品の作り方が丁寧に文章で綴られています。
どうして、そんなやり方にするのか?
どうして、その順番なのか?
どういう「つもり」で作ればおいしくなるのか?

ただレシピを見るだけでなく、文章を読むことで、10品のそれぞれが
とても大切なおかずであることがわかってきます。
そして、ムクムクと作ってみたくなるのです。

で!
昨夜さっそく一番最初に掲載されている、「肉と野菜の2種炒め」の章から
「豚肉とキャベツ炒め」を作ってみました。

私の作ってきた、今までの炒め物との大きな違いは、
キャベツも豚肉も、最初に茹でる、ということ。
その茹で方も、ひとつひとつとても丁寧に説明されています。
いつもは、「いいや、面倒だし!」と手順をすっ飛ばしがちな私も
今回だけは、キッチンに広げた本を横目で見ながら、書いてある通りに作りました。

肉の下味の付け方。
合わせ調味料の作り方。
さらには、これを炒め合わせるときのコツ……。

作ってみたい方は、本の中に詳しく説明されているので、ぜひ読んでみてくださいね。

本当は、豚肩ロース肉は、もう少し厚手の肉で作ると書いてあったのですが、
スーパーになかったので、薄切りで作りました。

ここまでできたらフライパンへ。

「炒めるのではなく、火の通った2つの材料を
フライパンの中で和える。
フライパンは加熱できるボウル---と考えてください。」

と書いてありました。
う〜ん! なんてわかりやすい説明なんでしょう!

コツは、肉をフライパンに入れたら表面にカリッと焦げ目をつけること。
作ってみて、この焦げ目がおいしさに繋がっているなあと感じました。
さらに合わせ調味料を入れたらさわらずに、ブクブクと沸いたまま、放っておくこと。

「煮詰まった少量の合わせ調味料を豚肉にすっかりまとわせます」
と書いてありました。

最後に茹でたキャベツを加えてさっとあえてできあがりです。

ひや〜!
おいしかったなあ〜。
黒酢を加えているので、さっぱりした味です。

昨夜は、寒かったのでこのブログでも何回が紹介している豆腐の豆乳蒸しを作り、
蓮根のナムルと、マッシュルームのオーブン焼きを作りました。

新たな調理法を試してみて、おいしくできあがると、本当にワクワクします。
しかも2種類の食材でできちゃうから簡単!

知らないことを知るって、楽しいですね〜。
どこかに出かけていかなくても、家にいながら新しい扉を開けることができる……。
それが「本を読む」という素晴らしさだと思います。
私も、そんな本が書くことができたらいいなあ……。

この本の中の10品を、少しずつ作ってみようと思っています。

みなさんは、最近開けてみた扉はありますか?

今日もいい1日を!


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