「やめて、減らす」から始まる「おへそ」もある。「暮らしのおへそ vol.34」本日発売です!

本日、「暮らしのおへそ vol.34」発売です!

昨日は1章の「清潔のおへそ」をご紹介しました。
今日ご紹介するのは、3章の「やめて、減らす おへそ」です。

まず、インタビューさせていただいたのは、フリーアナウンサーの堀井美香さん。

ジェーン・スーさんとの大人気ポッドキャスト番組「OVER THE SUN」を聞かれている方はもうおなじみなはず。

そのラジオで堀井さんが語られていた話がとても印象的でした。
夫にすすめられて「老人と海」を読んだそうです。
とても有名な1冊ですが、はずかしながら私はちゃんと読んだことがありませんでした。

不漁続きの老人が、意を決して沖に出て死闘の末のカジキを捕獲。
港にやっと帰ってきたのに、帰る途中カジキはサメに食べられて骨だけになっていたそうです。
でも……。
たとえ骨しか残らなくても、沖に出ることに意味がある、というお話……。

この本を読んだ後、堀井さんは27年間勤務したTBSテレビを退社し、フリーアナウンサーとして独立されました。

何かを「始めよう」と決心するとき、
そこには獲物がある、ない、は関係ない。
そう聞いたら、なんだか心が震えました。

そんな堀井さんにとって「会社を辞める」とはどういうことだったのか、じっくりお話を伺いました。

私が30代の頃、津田晴美さんが新宿オゾンで開催されていたインテリアセミナーに通っていました。
マルセイユ石鹸も、リネンのシーツやキッチンクロスも、津田さんから教えていただきました。
何が美しいのか、何が豊かな生活なのかを、津田さんが指差してくださったと思っています。

そんな津田さんは9年ほど前に、東京での仕事をすべて整理し、故郷熊本へ。
今までのキャリアを一旦ゼロにする、という選択に
いったいどういう気持ちでいらしたんだろう?
と話を聞いてみたくてたまらなくなりました。

「過去の自分に寄りかからずに進む」。
潔い津田さんの決断と、
「やめた」からこそ「始まった」ことについて伺いました。

栄養士で、健康経営アドバイザーの笠井奈津子さんのこの言葉を聞いたとき、
本当にその通りだなあと思いました。

それが
「〇〇しずぎをやめる」という一言。

つい「ここまでやっちゃおう」と仕事をしずぎるより、疲れる前に休憩した方がいい。
「どうしたら疲れるか」を自分で知って、疲れのもとを取り去る家事の工夫をする。

などなど、ひとつひとつが「なるほど〜」と唸ることばかり。
今すぐ真似できる技をぜひ読んでみてくださいね〜。

イラストレーターでアーティストの松尾たいこさんの
ものの減らしっぷりはすごい!

特に驚いたのが、クロゼット管理アプリ「Stylebook」を愛用されていること。
手持ちの服の写真をすべて取り、このアプリの中に入れておくと、
買い物に出かけた先で、
自分が何を持っていたかチェックできるそう。
さらに、毎日のコーディネートもこのアプリで記録しておくと、
アイテムごとの使用頻度がちゃんとカウントされる!というしくみです。

つまり、これは自分の持ち物を「可視化」しているってこと。

「やめる」「減らす」のその前には、すべてを見通せる状態にする、という段取りが必要なのですね。

松尾さんのものの持ち方、詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください〜!

このほか、「おやつ」のおへそでは、
ジュエリーブランド「ヒーミー」のデザイナーで、スイーツ男子でもある下川宏道さんに
教えてもらった、とっておきのスイーツをご紹介。

アーティスト、陶芸家の福岡光里さんのおへそは
朝10時に「ひとり茶会を開く」というものでした。

本日8月30日(火)「暮らしのおへそ vol.34」発売です!(地方によっては、書店に並ぶのが少し遅れるかもしれません)

そして!!
本日8月30日(火)15時から、発売記念のインスタライブを行います!

編集の木村愛ちゃんと共に、「おやつ」を食べながらお届けしようかなあ〜と考えています。
もしお時間ありましたら、見てくださいね〜。

@kurashi_to_oshare
@noriichida

のアカウントから配信します!

 

では、みなさま、今日もいい1日を〜!

 

 


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