夫と一緒に朝のウォーキングに出かけたら……。

まだまだ暑い日々ですが、朝晩は少し涼しい風が吹くようになりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

もうすぐお盆休みですね。
まだまだ不安定な状況なので、帰省や旅行は気をつけなくてはいけないものの、
楽しい計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、この時期「大人になったら着たい服」の取材が佳境を迎えているので、
なかなかお休みがとれません。

さて……。
先日の人間ドッグで、夫は「お酒を控えること」と「運動をすること」を指摘されたようで、
毎日飲んでいるビールを低アルコールのものに変えたり、
私の毎朝のウォーキングにもついてくるようになりました。

お酒に弱い私でも、この低アルコールビールなら飲めるので、
「ちょっと一口」と分けてもらっておあります。

 

が!
私は、決まったコースを毎日歩くタイプ。
2キロを20~30分かけて歩いて帰ってきてから、筋トレ&ストレッチをします。
ところが、夫と一緒に歩き出すと、
「今日は、こっちに行こうや!」とか
「もうちょっと遠くまで行ってみよう」など、毎日コースを変えたがるのです。

昨日は、ついていくと、「あっちにめっちゃ広々した気持ちがいい公園があるんや〜」と
ズンズン歩く……。
結局4キロほど歩き、帰ってきた頃にはクタクタになっていました。

私は、適度な運動をし、その後掃除をし、そして朝の冴えた頭で原稿を書く、というのがルーティンなのに
疲れて眠くなってしまい、原稿がさっぱりはかどりません。

これに懲りて、途中までは一緒に行くけれど、
途中で「じゃあね」と分かれて、
私はいつものコース、夫はその日その日で行きたいコースへ、
とそれぞれ勝手にすることに!

めでたく私は、安定したウオーキングタイムを取り戻したというわけです。

たかがウオーキングだけれど、
これって、すごく「その人らしさ」を表しているなあと思いました。
私は冒険がきらいで、安定を求めるタイプ。
(牡牛座って、『いつもと違うことをする』というのがとても苦手なのだそうです。
不安がり、心配性なのは『いつも』と外れることが、極端に怖くなるからなのだとか)

一方、旅好きの夫は、常に違う風景、違う体験を求めるタイプ。
彼は、ウオーキングが目的というより、
「わあ、こんな道があるんだなあ〜」「え〜、こんなところにこんな公園があったんだ〜!」
と新しい発見をすることが何より楽しいよう。

その人が持っている特性は、個人のものだから、
たとえ夫婦といっても、違いは違いなのです。

無理して相手に合わせると、我慢をしたり、自分を犠牲にしている気分になって、
「あんなに歩くから、原稿が書けんかったやん!」とプリプリしたくなる……。

だったら、「バイバ〜イ!」と途中で分かれて、それぞれがやりたいことをやった方がいい。

それでも、夫についていつもとは違う道を行ってみると、
カラスウリの小さな実を発見しました(一番上の写真)。
これは、「いつも同じ道」という私のパターンの中だけでは、見つけられなかった小さなワクワクです。

何が何でも「私は私」と思いすぎると、他の風景が見えなくなってしまいます。

ぜ〜んぶ合わせないけれど、時々寄り添ってみる……。
このバランスって、難しいですね〜。

みなさんは、夫婦で「ここは違う!」「ここはおんなじ!」ということがありますか?
「違い」と「同じ」を掛け算して、楽しい夏を過ごせるといいですね。

 

 

今日もいい1日を〜。


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