未来の自分をちょっとラクに

りんごがそろそろ終わり、毎年この時期はコンポートにする果物がありません。
なので、今は夏みかんを大量に剥いておき、ヨーグルトと一緒に食べています。
暑い日には、さわやかな酸味っておいしいですよね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

コロナ禍になって、外食をほとんどしなくなりずいぶんがたちます。
困るのは、夕方から打ち合わせがあるときや、ちょっと遠くまで取材に出かけるとき。

16時からとか17時からの打ち合わせだと、終わるのが19時。家に帰るのが20時ぐらいになります。
以前なら「遅くなったから、待ち合わせてあそこで食べて帰ろうか」となったのですが、
そうもいかない……。
(最近では、少しずつ食べにいくことも増えてきましたが)

そんな時、出かける前にメインを一品準備していく、という
以前は面倒臭くて、絶対やらなかったことを、イヤイヤ手掛けるようになりました。

段取り上手の方は、きっと当たり前のことなんでしょうが、
これ、かなりの技術がいるんですよね〜。
まずは、時間を逆算して考える必要があります。
今日は何時に帰るかな?
遅くなるな。
だったら作って出かけなくちゃね。
出かける時間が16時だから、15時から身支度するとして、14時ぐらいから準備しなくちゃな。
と、「いつ準備するか」を割り出さないといけません。

次に冷蔵庫のチェック。
今あるものでなにができるかな?と考えます。
なければ、近所のスーパーに自転車でひとっとび。

先日は、冷蔵庫にあったキャベツとエノキダケを豚バラ肉でマキマキ。
これを蒸してポン酢で食べる予定。
さらに、卵をといて帆立の缶詰、ニラを加えて、砂糖、塩少々で味つけて、チヂミ風の卵焼きの準備を。

作る前は「あ〜、めんどうくさ!」と思うのですが、
キッチンに立つと、15分ぐらいでできちゃいます。
毎回、準備を終えると「な〜んだ、こんなちょっとの時間でできるじゃん!」と思います。笑

こうして、出かけて帰ってくると、あとは蒸して、卵を焼くだけ。
「あ〜、おいし!」と食べるたびに、「よし、よくやった!」と自分を褒めてあげたくなります。

もうひとつ、困るケースは夫が遅くなる場合。
家で食べるけれど遅くなる。
これが、いちばんやっかい。

そういうときの作り置きは、温め直してもまずくならないもの、にします。
焼いたり、炒めたりのものは、作りたてでないとおいしくないので、
つまりは、煮込み系のおかずに。

よく作るのが、鶏肉とピーマンをあげてから
出汁2カップに、砂糖、しょうゆ、みりんを大さじ2杯ずつぐらいで、甘辛く煮るもの。

これなら、温め直しておいしく食べられます。
揚げるひと手間が面倒なのですが、
鳥もも肉2枚分ぐらいを作っておくと、翌日も食べられて楽チンです。

食べたいものを、その時に作る……
ということしかできなかった私が、多少なりとも段取りを考えるようになったのは、
コロナがきっかけでした。

未来の自分のために、ちょっと準備しておく。
そのスキルが少しはアップしたかなあと思っています。

みなさんは、どうやって未来の自分をラクさせてあげますか?

 

 

今日もいい1日を。

 


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