用事が終わったらとっとと帰る?

昨日の東京は夏のような暑さでした。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて。
みなさんは、用事が終わったあと、そこにいる人とおしゃべりをしたり、
ちょっとお茶を飲みに行ったりするタイプですか?
それとも、とっとと帰るタイプ?

私は断然後者です。
展示会などに行っても、会議などに参加しても、終わればサクサク帰る……。
出張先などでは別ですが、
寄り道をしないで、早く家に帰りたい、と思ってしまいます。

早く帰った方が、晩ご飯の準備もゆっくりできるし、
仕事にもとりかかれるし、
昼寝もできる……。
自分の思うように時間が過ごせるから……。

昨日は、鎌倉の「ロミユニコンフィチュール」のアトリエでのライター塾でした。
いがらしろみさんに声をかけていただいて、
特別バージョンで、4回に分けて、久しぶりの対面での開催です。
(このサイトでお知らせするより前に、すぐ満席になってしまいました)

3時間の授業が終わって、参加者のみなさんが帰られて、
「さ、私も帰ろ!」と思ったら、
ろみさんが「イチダさん、今日は急ぐの?」
と声をかけてくれました。
「いえいえ〜、急がないですよ〜」と言うと
「じゃあ、ご飯食べに行きましょう〜!」ということに。

ランチを食べながら、デザートも頼み、ゆっくり2時間ほどおしゃべりを楽しみました。

思い返してみたら、前回別件で打ち合わせにおじゃましたときも、
ろみさんと一緒においしいラーメンを食べに行ったんだったなあ〜と思い出しました。

ろみさんは、とにかくおいしいものを食べるのが大好き!
取材の際も、お昼にかかるとわかると、デリバリーでランチをオーダーしてくださったりと、
みんなのお腹をちゃんと満たしてくれます。

フランスのお菓子のはなし、友達と行ったレストランのはなし、仕事のはなし……などなど。
午前中のライター塾のことからまったく離れて、
いろんなお話しができました。

ひとりで鎌倉駅まで向かいながら、こういう時間っていいな〜としみじみ思ったのでした。
おいしく食べるって、コミュニケーションなんだなあと……。

とっとと帰ったら、こんな「おまけの時間」はついてきません。
自分にとっては、効率のいい1日になるかもしれないけれど、
そこに、予想外のことは起こらない……。

「明るく閉じている」私には、人付き合いは、少々気が重いときがあります。
でも、ちょっと「お茶してく?」「ご飯食べる?」と声をかけるだけで、
「自分の外側」にある世界を体験できるのだなあと実感しました。

そして、こんな時間は、自分の中に余白がないと持てません。
切羽詰まっていたら「いや、ちょっと忙しいので今日は帰ります……」となる。
いつも自分の中に、「何かが入る」空きスペースを作っておくことも必要なんですよね〜。

用事が終わったら、とっとと帰る……。
このクセを、これからちょっと見直そうと思っています。

みなさんは、用事の後の時間を、どう過ごしていらっしゃるのでしょうか?

今日もいい1日を〜

 


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