出口のないがまんをしない。

実家の窓からは朝日が見えます。
東京の我が家は平屋で、周囲に家が立て込んでいるため、見える空が小さい……。
いつか、朝日と夕日が見える家で暮らしたいなあと思います。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

私がここに時々ご紹介している、勝間和代さんのサポートメールで、
少し前に「がまん」について綴られていました。
すご〜く納得したので、少しだけシェアさせていただきますね。

その回のテーマは、
「出口のないがまんをやめること」でした。

私たちは、つい不快なのにその思いをぐっと呑み込んでがまんしてしまう……。
もちろんがまんが必要な時もあるけれど、ストレスがたまるし、
問題を先送りしているだけになってしまいます。

そして、どうしてがまんをしてしまうか、その理由について
こんなふうに書いていらっしゃいました。

自分軸がぐらぐらしていて、うまく主張できない。
嫌われなくないという思いが先に働く。
そして、安全策としてがまんしてしまう。

わわわ、これ私のことやん〜! と思いました。

なにか理不尽な思いをしても、私が今がまんすれば、すべてが丸く収まる……。
とつい思ってしまうので……。

ところが……。

こんな一文にぎくり!

自分ががまんをしていると、他の人ががまんをしていないと腹がたつ。

お〜!確かにそうかも……。

たとえば、夫が靴下をいつもソファの上に置きっぱなしで私が洗濯機に入れる……。
まあ、それぐらいはいいか……とがまんする。
なのに、私が書類を出しっぱなしにしていると「片付けろよ!」と言われて
「あんただって!」とムカつく。

ある人が、いつも自分の話ばかりして、こちらの話は聞いてくれない。
まあ、そんな人もいるよね、とがまんする。
そして、どうしていつも私ばっかりがまんしているのよ、とイライラする。

などなど。

勝間さんがあげていらしたがまんは
ゴルフに行くときに友達を迎えに行くというもの。
すると途中で道の駅に寄ったり、帰りに渋滞を避けてのんびりしてから帰ることができない。
しかも、相手はこちらががまんしていることにも気づかない。
というものでした。

それってあるある〜って思いました。

こういう「プチがまん」をして、自分を後回しにすると恨みが残ります。
もっともっと自分ファーストに……。

でも、がまんをやめるってなかなか難しいもの。

夫だったら「靴下しまってよ!」と言えるけれど、
他人に「〇〇はしないで!」と伝えるのは、なかなかできません……。

いつも「いい人」になることを手放すこと。
これも、私にとっては大きな課題です。

でもたぶん、自分が「がまんをしている」という状態に気づくことが
まずは大事なのかなあと思います。

勝間さんの車で迎えに行くと、自分のペースで過ごせない、
というがまんだったら、
「ちょっと今日は別件があって……」と遠回しに断ることができる……。

無理に「やめて」と言わなくても、がまんをしなくていいところまで「離れる」
という手段もあります。

上手に「がまん」から抜け出す方法を身につけて、
自分の気持ちにフタをしなくてよくなったら、
人にも優しくできるかもしれないなあ。

みなさんは、どうやって「がまん」を手放しますか?

今日もいい1日を。


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