夫婦喧嘩と伝える力

今日の東京は19度近くまで気温があがるのだとか。
朝のウォーキングも、薄手のパーカーででかけました。

さて……。
我が家では、夫との気まず〜い状態が続いております。(苦笑)
原因は、数日前の晩ご飯の準備。

その日、私は忙しくて3つの打ち合わせを終え、帰る頃には日が暮れておりました。
一方夫は、1日家にいて、確定申告の作業を……。
と〜ぜん、何か作っておいてくれているはず……。
と思って「今から帰ります〜」とラインを送っても既読にならない……。

で、吉祥寺についてから「もしや……」と嫌な予感がしたので電話してみました。
「えっと、ご飯作ってくれてる?」って。
すると、あっけらかんと「いいや、作ってな〜い」とのこと。
ムカッ!

そこから買い物をして帰って、プリプリしながら作りプリプリしながらご飯を食べました。

「いや〜、今山場なんだよ〜」とヤツは言いますが、
私が悲しかったのは
夕方近くなって、外が暗くなってきて、
私がまだ帰ってこなかったら「この時間から帰ってご飯を作るのは大変だよなあ」と
これっぽっちも考えてくれなかったということ。

私はいつも夕方になるたびに「今日は何時頃帰る?」とラインを打ち
その時間に合わせて、温かいものは温かく出せるように、毎日準備しているというのに〜!

ということで、プリプリ、イライラ、その後はし〜ん……と口聞かない状態になったというわけです。

そんな時には、テニスがいちばんの楽しみ!
いつもパーソナルで教えてもらっているコーチは、とても教え方が上手です。

バックハンドでも、ボレーでもスマッシュでも、
うまくいかない時に、どうしたらうまくいくか、それを「言葉」で説明するのが上手!
いい指導者って、自分の体が知っていることを、どう言語化して相手に伝えたら相手が理解できるか、
をわかっているんですよね〜。

先日は、どうしてもうまくいかないスマッシュについて……。
「空に向かってクロールで進むみたいに」と
両手を空に向かってくるくる回しながら教えてくれました。

なるほど〜!
と一髪で理解しました。
「テニスでは、横軸の動きと縦軸の動きは別物。
それが、切り替えられないとうまくいかないんです。
スマッシュは縦軸。
だからクロールです」って!

さっそくボールがぽ〜んと高くあがったら、
クロールをイメージして、左手でバランスをとってから右手を回転させてみたら!
パカ〜ン、とうまくいきました!

終わって帰る途中も「クロールか〜。わかりやすいな〜。言葉ってすごい〜!」
と感動することしきり。

で、考えました……。
そっか、私は夫になんにも伝えていなかったなあって。
たぶん夫は「ご飯を作っていなかったことを怒っている」、と思っているはず。
そうじゃなくて、夕方になったら「相手が何をしているのかに思いを巡らすことをしない」ことに
怒っているのだよと……。

私は、怒ると黙るクセがあります。
丁寧に、「こうしてくれたらよかったのに」とか「こうしてくれたら嬉しい」と言えない……。
「察してよ」ということは無理だとわかっているのに、言葉が足らない……。

喧嘩して、後から「あの時はこうで〜」というのは、蒸し返すようでなかなか難しいもの。
だったら、その場で「ちょっとはこっちのことも考えくれよ〜!」って
ちゃんと伝えるのがいいのかもしれない。

「伝える」ということの難しさと、どんぴしゃの言葉の持つ威力を考えた数日でした。

みなさんは、いいたいことを伝えられますか?

今日もいい1日を!


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