ご飯をつくるのがしんどい、という人へ

「暮らしのおへそ vol33」のお知らせ、第二弾です。
やっと我が家にも見本誌が到着!

この表紙、何度見てもかわいいなあ〜。

さて、昨日は養老孟司先生のお話をしましたが、
今日ご紹介するのは、料理家のコウケンテツさんです。

前号から章立てをするようになった「おへそ」。
今回の1章は「ラクしておいしい段取りのおへそ」です。

忙しい日々の中で毎日ご飯を作るのは大変!
できれば手抜きをしたい。
でも、どんなに手抜きをしたっておいしく食べたい。
ある程度、いつも作るものが決まって、
目をつぶっても何らかのおかずは作れるからこそ、
「ラク」と「おいしい」のバランスを
今一度見直してみたらどうかなあと思うのです。

そんな時に出会ったのが、コウケンテツさんの初のエッセイ本
「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」(ぴあ)
でした。

「ごはんを作るのが好き」なのに「しんどく」なる‥。
この組み合わせって、すごい!

そこにはケンテツさんのとても素直な思いが綴られていて、
どうしてもお会いしてみたくなったのでした。

それまで、ずっと「おいしく作るためには『ここの手間が大事』」という
レシピを伝え続けてきたそうです。
でも、ある時講演会にきてくれた女性が言った一言が胸に刺さったそう。

「手料理に追い詰められて、つらいんです」

ケンテツさんも3人のお子さんを育て、毎日のごはん作りの大変さを
実感していた時。
気がつけば、「僕も同じです」と言っていたのだとか。

そこから、料理に対する姿勢をガラリと変えた!

料理家なのに、「そんなに丁寧になんてしてられない!」と
発信することは、どんなに勇気がいったことでしょう!

でも、そこはさすが料理のプロ!
手を抜いても「おいしい」をちゃんとキープできるように。

何度も試作を重ねて、手間はかけないけれど「おいしいポイント」は外さない。

そんな「段取り」のあれこれを教えていただきました。

この「おへそ」のための打ち合わせを、最初zoomでさせていただきました。
私は自宅から参加。
いろいろお話を聞いた最後に
ケンテツさんが、PCの画面を覗き込みながら
「すごい素敵な食器棚ですね〜」と
私の後ろにある食器棚をほめてくださいました。

今までも自宅からつないで打ち合わせをしたことは何度もあったけれど、
初対面で、こんなことを言ってくださった方は初めてでした。
なんて、よく気が付く、細やかな方なんだ〜。
そして、あんなに人気者のすごい方なのに、
するりと褒め言葉を口にできるなんて〜!
と感動!

お会いするのがますます楽しみになって、
ワクワクしながら取材に出かけたのでした。

そんな嬉しい出会いがページになりました。
ぜひ、みなさんにも読んでいただきたいです。

「暮らしのおへそ vol33」
1月31日(月)発売で〜す!

では、みなさま、今日もいい1日を!

 

 

コウケンテツさんのかっこいい写真は、枦木功さんが撮ってくれました。

 


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