幸せになろうとしなくていい。幸せになると決める。

実家に戻って、何よりいいなあと思うのは、
空を眺めながら暮らせること。
私の自宅は住宅地にある平家なので、庭に出ないと広い空を見渡すことができません。
でも、実家はマンションで、
朝陽が登ってから、夕陽で西の空が真っ赤になるまで
刻々と変わる空の表情を眺めることができます。
上の写真は昨日の朝焼け。
空を見ながら暮らしたら、心までおおらかになるような気がします。

みなさま、年の瀬をいかがお過ごしでしょうか?
私は、母を手伝って、
冷蔵庫の中を掃除したり、
網戸を拭いたり、
お正月のために、鯛の子を炊いたり、カブラ漬けを作ったり。

こんなに年末早くから実家に帰ったことは初めてで、
母の掃除のやり方や、おせち料理の作り方を
じっくり見ることができてよかったなあと思っています。
母は、体が以前のようには動かないので、
「本当は、こうやりたいんだけれど、もういいわ」
と言いながら、いろんなことを手放して、今できることを探ろうとしています。

年末帰省するギリギリ前の日に、
ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんと、
ウェルビーイング心理教育アカデミー代表の渡邊奈都子さんのコラボ企画の
オンラインセミナーに参加しました。

テーマは「幸せになること」。
下のような募集の言葉にグッときて、3時間という長い講座に申し込みました。

世の中には、
幸せは誰かが運んできてくれるとか

幸せと不幸せの量は半々だと思ってるとか
幸せになれるかどうかは運命で決まってるとか

そんな風に思って
幸せに臆病になっている人が
多いのかもしれません。

ウェルビーイングについて学んだら
自分で自分の幸せを増やせる方法が
たくさんあることがわかります。

 

渡邊奈都子さんの
「幸せになろうとしなくていい。
幸せでいようと決める」
という言葉に大きくうなずきました。

このセミナーの中で、一番私がグッときたのは、
参加者のみなさんから事前に受け付けた質問に答えるコーナー。

「信頼できる友人がいないのですが」
という質問に、鈴木尚子さんが答えられた言葉でした。
鈴木さんも、昔は全く周りの人が信頼できなかったそう。

でも、周りで起こることは「鏡に写る自分のこと」と考えてみたのだとか。

相手の心に踏み込めないのは、
自分が自分にベールを貼っていたから。
相手が信頼できないのは、
自分自身を「信頼するのに値しない」と思っていたから。
という感じ…….

そして、
「私は信頼するに値する人間なんだ」
と自らを信じ、
「私は友達を信頼する」ととにかく「決めちゃった!」のだと言います。

そうしたら、世界がぐるりと反転!

今では、家族も仕事仲間も、信頼できる人に囲まれて
「人とのつながりが、一番の宝」と思えるようになったそう。

世界って、自分で変えられるんだ!
そのことが、驚きでした。

そうなりたいなあと思うのではなく、

人を信頼すると決める。
幸せでいようと決める。

決めた時点で、自分の心はもうそちらの方向へ向かって動き出すということ。
動き出しさえすれば、きっと「そっち」へ行けるということ。

私は、今まで
「どうせできないし」
「できるかどうかわからないし」
と、自分で自分が「できること」をブロックしてしまっていたんだなあと
改めて思いました。

でも、この「ブロックを外す」ということが、
なかなかできない……。

幸せになると決める。
ってどうやることなのかなあ。

でも、「決めた」先に、何か明るい光を感じています。

よし、来年は決めちゃおう!
そんなことをぐるぐると考える年末の朝です。

みなさま、今日もいい1日を。

 


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