「いちばん大事」を見つけたら、今のままで幸せになれる!「暮らしのまんなか」発売です!

昨日は冬至でしたね。
一年でいちばん昼が短い日……。
ということは、今日からだんだん昼が長くなる……。
もう春への折り返しが始まったということ。
月日の足音が、年々早く感じるこのごろです。

さて。
じゃじゃ〜ん!
暮らしのまんなか vol34」が発売になりました。
毎回ふたつのシーンを組み合わせて、できあがる表紙。
今回は、美しいガラスの照明と、紫キャベツのおいしそうな風景になりました。

今回のテーマは
「一番大事を決める」
です。
無駄を省いて、シンプルに暮らしたい……
と誰もが思うけれど、
「なにを引き算しようかな」と考えるより、まずは
「自分にとって何が一番大事かな?」と考える方がいい。
大事なものが見えてきたら、きっと不要なものを自然に手放せるから……。

ということで、今回もスタッフで手分けして、いろんなお宅を取材しました。

巻頭は、葉山から長野県松本へ引っ越したばかりの
デザイナーの渡部忠さんと、ニットブランド「short finger」を主宰されるまみさんご夫妻。

このおふたり、本当に明確に自分たちの「大事」を持っていらっしゃるのです。
私は、その「欲張りじゃない」っぷりに、すご〜く刺激を受けました。
とにかく、「あれこれ欲しがらない」方たちなのです。
なのに、自分たち好みの空間にリメイクした古い一軒家の気持ちいいこと!

家具はほとんど葉山から持ってきたもの。
あれこれお金をかけなくても、
あれもこれもと買い揃えなくても、
こんなセンスのいい、気持ちのいい部屋が手に入れられる……。

それは、「今持っているもの」をちゃんと見ることから始まるのだと教えていただきました。

 

そのほかにも素敵なお宅がいっぱい!

それぞれ、
1、大事な「物」を決める
2、大事な「時間」を決める
3、大事な「人」を決める

というテーマで、ご紹介しています。

浦西紗季さんが大事にしているのは、子供の目線の高さを考えた部屋作り。
すっきりとものが少ない空間ですが、
以前は、無理にものを減らしすぎて、生活を楽しめなくなったり、
リバンドで増えてしまったりと、
失敗を重ねてきたそう。
その中で見つけた「大事」を教えていただきました。

イラストレーターのまるやましのさんの仕事スペースは
ランドリースペースの向かい側。
楽して片づくようにと作られた、収納システムのすごいこと!

暮らしにゆとりを持たせるのは、一定のルールがあるからこそ、
と語ってくださいました。

 

 

吉祥寺で製菓教室を開く佐藤仁美さんが大事にしているのは
日記を書く「時間」。
献立を中心に、体調が出来事をメモ。
読み返すと自分を見直すきっかけになるそうです。

自宅で焼き菓子教室を開く佐藤愛子さんが大事にしているのは
「今」という時間。
家事は「集中して」向き合うようにしているそう。
ふねにふたつ以上の家事を同時進行し、すっきり終えるまでは
休まず動くのが、途中でダラダラしないコツなのだとか。

荒西浩人さんと佐和子さんは、大阪のデザイン会社「graf」を経て独立。
兵庫県篠山市で木工と暮らしの店「6」をオープンさせたという方。
このご夫婦、めちゃくちゃ遊び上手なんです。
朝早く起きてサーフィンへ。
朝焼けを見て帰ってきて仕事を……。みたいな感じ。

どんなに遊んでも、
都会じゃなくて田舎でも、
「まっとうなことをやっていれば、必ずうまくいくはず」
という言葉が胸に刺さりました。

そして、料理ページでは、「LIFE」の相場正一郎さんに、
おうちでつくるパスタの基本を教えていただきました。

パスタなんて、教えてもらわなくても作れるもん!
と思っていましたが大間違い!

どうしたら甘みのあるまろやかなトマトソースになるか。
どうしたら、ペペロンチーノのオイルがちゃんと麺にからむか。
シンプルなバターソースってどうやって作るか。

を教えていただきました。
これ、絶対知らなきゃソンですよ〜。

そのほか、「一番大事」を決めたいのに迷ってばかり……
という方のために、精神科医のTomyさんに自分との向き合い方を教えていただいたり
本来の自分を戻すための、ヨガ&アロマレッスンの紹介も。

「はじめに」には、こんな風にかきました。

だれでもが必ずもっている「大事なもの」は
いまのままで幸せになるための方法を教えてくれそうです。

暮らしのまんなか」Vol34
よかったらお手にとってみてくださいね。

みなさま、今日もいい1日を!

 


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