発酵調味料でドレッシングとタレを作ってみたら。

 

き〜んと寒い朝です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
この冬、いつもとまったく違うことがあります。
それが、湯たんぽを使っていない、ということ!
我が家は古い家で寒い!
で、夜はお風呂でよく温まり、さらに布団の中には湯たんぽを入れ、靴下をはかないと眠れませんでした。

なのに!
今年は、気がつけば、寒さがつらくない……。
湯たんぽも入れないし、さらには靴下も履いて寝るとなんだか暑すぎて脱いでしまいました。
いつもは氷のように冷たくなる足先もポカポカなのです。

あれ?
私の体、なにが起こっているのだろう?
と思い返してみて、はたと気づきました。
最近変えたことといえば、毎日黒麹甘酒を飲み、
さらに、発酵調味料を使うようになったこと。
つまり、発酵食品によって腸が整ったということなんじゃなかろうか?
腸が整ったことで、体温があがり、冷え性がなくなった!
そんな気がしています。

 

 

前回、村上友美さんの「31日発酵レシピ」というオンラインサロン で
甘酒を使った生姜焼きを作ったレポートをいたしました。

その時、一緒に教えてもらったのが、
甘酒を使った、ドレッシングやタレのあれこれ。
ポン酢やゴマだれも、甘酒を加えると、すごくマイルドになるのですね〜。

今、我が家の冷蔵庫には、この時作ってからリピートして続けている3つが入っています。

発酵調味料を使って、作って保存しておけば、
市販のドレッシングやたれを使う必要がありません。

「体にいいものを食べる、って意外にしんどいもの。
時には、おいしいパンも食べたいし、
砂糖が入ったケーキも食べたい。
でも、そのために体調はくずしたくない。
そんな時に、基本の家で食べる食事を整えておけば、安心なんです」
と村上さん。

 

 

「甘酒玉ねぎドレッシング」は、
玉ねぎを適当な大きさに切り、甘酒、なたね油、酢、醤油などと合わせてブレンダーやミキサーにかけるだけ。

 

このドレッシングがおいしいのですよ〜!
甘酒の甘みと、玉ねぎの辛みがほどよく混ざり、
生姜焼きの横に添えた千切りキャベツのような生野菜はもちろん、
蒸し野菜にも合います。
たぶん、揚げ物や肉や魚のソテーにソースとしてかけてもいいんじゃないかなあ〜。
とろりとしているので、ちょっとマヨネーズ感覚で使えるのもいいところ。

次に甘酒ポン酢
甘酒と、米酢、醤油を混ぜるだけです。
私は、ずっとポン酢は市販のものを使っておりました。
というのも、作ってもいまいち酢がつんときたり、おいしいと思えなかったから……。
が!
今回、甘酒を使って作ってみたら、コクがあっておいしい!

焼き魚にかけたり、お鍋に使ったり……。
これはいろいろ使えそうです。

最後に甘酒ゴマだれ。
ゴマだれも、好みの味を見つけるのって、意外に難しいんですよね〜。

私は市販のゴマだれを買ってみて、最後まで使い切らないうちに
賞味期限が切れて処分する……という失敗を何度か繰り返し
家でゴマだれを使うことを諦めていました。

これも、甘酒はねりごま、醤油、米酢などを混ぜ合わすだけで、
こってり、ねっとり、食べ応えたっぴりのゴマだれができます。

しかも!!
村上さんが教えてくれたのが、「白和えを作る時に、豆腐にこのタレを加えるだけでできちゃいますよ」
ということ。
それはいい!

白和えを作る時、いつもゴマをすって、砂糖をちょっとだけいれて……
と毎回味を整えるのが面倒で、
しかも毎回味が変わって、「あ〜、ちょっと塩が足りなくてぼんやりした味になっちゃった〜」
なんてことがしょっちゅう。
でも、この「甘酒ゴマだれ」さえあれば、ばっりち味が決まるのです!

 

ひゃ〜、発酵レシピって、なんてラクチンなんだろう!
と思いました。

醤油や砂糖を使うより、
「発酵」している調味料を使うことで、
ドレッシングやタレが、
食べた人が「あれ?」と驚くほど、
手間や時間をかけたような、ワンランク上の奥深い味わいになるのがすごいところ。

いつものサラダも
いつもの焼き魚も
いつもの鍋料理も
グンとおいしさがアップする……。

今回は、甘酒を使いましたが、
塩麹や醤油麹を使ったレシピを覚えれば、
もっともっと「いつも」のおかずが変わっていくはず。

村上さんが提案する「31日発酵レシピ」はこうやって、
31日分の献立を習うことで、
「我が家のおかずは、これだけで十分!」と思えるようになる、
というのが目標です。

基本は、甘酒や塩麹、醤油麹などに
漬けて焼いたり、煮たり、蒸したり、茹でたり。
あるいは、焼いたり揚げた後に、つけ込んだり。

さらに同じ塩麹でもオリーブオイルをプラスすれば洋風に、
ごま油をプラスすれば、中華風にと変化させることも自在……。

発酵調味料さえあれば、
頑張ってご飯を作らなくても、おいしくなる……。

それってラクチンですよね〜。

そして!
今回作ってみて実感したのは、
発酵調味料で作ったおかずは、す〜っと体に入っていくということ。
たくさん食べても、お腹にもたれず、苦しくならないのです……。
これにはびっくり!

これからも、もう少し学んでみたいなあと思っています。

今回、ご紹介したドレッシングやタレのレシピは、
村上さんの「31日発酵レシピ」のオンラインサロンで詳しく紹介されています。

興味がある方はぜひこちらからどうぞ!

 

 

撮影/近藤沙菜
村上さんの写真/徳丸哲也

 

 

 

 

 


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