久しぶりのいりこ出汁

 

台風が近づいているようですね。
関西は、風は涼しいものの気温は高く、毎日汗をかきつつ動き回っています。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
私は、実家で次の雑誌のコンテを書いたり、取材のアポをとったり、
ZOOMで打ち合わせをしたり、
時々関西での取材に出かけたり……。
その間にも、日々の朝昼晩のご飯作りと掃除、洗濯があるので
なかなか忙しい日々です。

そんな中で父が唯一できるのがアイロンかけ。
母の病院から持ち帰ったパジャマやタオル、
そして私のシャツなどに、1時間以上かけてピシッとアイロンをかけてくれます。
その几帳面さにはかないません。
以前、Gパンにセンタープレスを入れて、私に叱られたので、
パンツにアイロンをかける前には、必ず
「これは、真ん中に線はいらんのかの?」と聞いてくれるようになりました。(笑)

そして、私は久しぶりに「いりこ」でお出汁をとっています。
思えば、ずっと幼い頃からいりこ出汁で育ちました。
東京に出て、昆布と鰹節でとる出汁の美味しさを知り、
「お〜、料亭の味みたい!」とすっかり鰹節派に。

今回久しぶりに、いりこの頭を1尾1尾もいで、
昆布と一緒に出汁をとったら、甘みのある美味しさに改めてびっくり!
毎日これでお味噌汁を作り、
時々里芋を煮たり……とあれこれ使っています。

先日、AERA dotの養老孟司さんのインタビュー記事にこんなふうに書いてありました。
大病をされて、今はマイペースで奥様と暮らされている養老さん。
昨年18年連れ添った愛猫の「まる」が亡くなったそうです。

「動物はいちいち意味など考えず、感覚だけで生きています。
猫が日当たりのよいところにいるのは、そこにいるのが気持ちよいからです。
『まる』もいつも夏は家の中で一番涼しいところ、
冬は一番暖かなところを陣取っていました。
自分にとって一番居心地のいい場所を探して暮らす。
そうすればストレスもありません。
そんな猫みたいな生き方が幸せなのかなと、改めて考えてみたりします」

 

 

「いつも」のちょっと外で暮らしているこの頃。
「まる」みたいに、私にとっての居心地のいい場所を探してみたいなあと思うようになりました。

みなさんにとって、居心地のいい場所はどこですか?

 

 

今日もいい1日を!


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