母のレシピーでカレー作り

今日は仲秋の名月。
昨日はまん丸のお月様が見えたけれど、今日はどうでしょうか?

さて……。
先日「新しい日常料理 ふじわら」さんの瓶詰めを使ったカレーをご紹介しましたが、
久しぶりに母のレシピでのカレーを作りました。

これが時間がかかる!(笑)
なので、私は今日は午後から家にいて、
原稿もなくてちょっと余裕があるぞ、という日に
この母のカレーを作ります。

まずは、豚バラの塊肉を1センチぐらいにカットして、
フライパンで表面だけをカリッと焼き、カップ4杯の水に入れて弱火にかけておきます。

その間に玉ねぎ2個をみじん切りにし、
バターで飴色になるまで炒めます。
ここが、面倒くさい!
が、ここがおいしくなるポイントなので、じっくりゆっくり炒めます。

飴色になったら、皮を剥いて一口大に切ったメークイン、人参を投入。
玉ねぎと一緒に炒め、
ここにカレー粉小さじ4 小麦粉大匙3を加えます。
フライパンの底に焦げ付かないようにこそげながらよく炒め、
ここに、肉をコトコト炊いていた鍋からスープをお玉で3〜4杯入れて
よくかき混ぜます。
すると、ルーのような状態になるので、
肉の鍋に全てを移し、鶏がらスープの粉末を小さじ1〜2加えて煮込みます。

じゃがいもが柔らかくなったら、
ウスターソース大匙1 塩少々で味を整えて出来上がり。
(母のレシピでは、酢大匙1 牛乳少々も入れるけれど、私は省略)

 

下記はいつかのリアルな実家ご飯。
ラップのかかったお漬物が実家っぽいでしょ!(笑)

 

レシピ自体はとてもシンプルです。
コトコト煮込んだ豚バラ肉がとろりと溶けて、
じっくり炒めた玉ねぎが奥行きのある味わいとなり、
とにかく「丁寧に、じっくり」がとびっきりの美味しさに変わります。

 

普段は、いつもドタンバタンと夕飯を作っているので、
このカレーを作るのは、年に1〜2回だけ。
でも、これを作ると毎日夕暮れ時になるとキッチンに立ち
香辛料とか、香味野菜など全く使わず、
超保守的な料理を作っていた母の姿を思い出します。

学生時代、私はこの母の横に立って、
思っていること、考えていること、悩んでいることなどを
ボソボソ話したなあ。

母は面倒くさがらずに、よく聞いてくれました。
あの体験があったから、私は「考える」という作業が好きになったのだと思います。

これは、時々コピーさせてもらう、母のレシピノートです。

一田家カレー、
時間さえかければ、絶対に失敗しないし、美味しくできるので
よかったら作ってみてください。

みなさんのおうちカレーはどんな味ですか?

今日もどうぞいい1日を!


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