「習慣には、明日を変える力がある」って信じていたい。おへその中身ご紹介 第二弾

昨日発売になった、「暮らしのおへそ vol32」。
たくさんの方が「買いました〜」「読みました〜」とコメントくださり、
取材をさせていただいた方々や、一緒に仕事をしたカメラマンさんが、
SNSで紹介くださって、
みんなが「おへそ」でつながっているようで、
なんだかしみじみ嬉しかったです。
ありがとうございました。

今回、改めて「おへそってなに?」というページを作りました。
右ページの夕焼けみたいに見える写真は、朝焼けです。
実は、私が朝ウォーキングに行ったときに撮ったものを使っていただきました。
そんな私の「おへそ」から、
「おへその力」について書いてみました。

さて!
昨日に続いて、ちょっとだけの中身のご紹介です。

フリーランスのPR兼ライターの森祐子さんのお宅に伺うと
生活の道具そのものが、まるでアートのようでワクワクしてしまいました。
「中までは片づけない」とおっしゃるその箱やかごがどれも素敵なんです!

分類不能、時間がない、面倒くさい。
「できない」ことの容れ場所をつくったら、
「できない」ことがストレスでなくなる。

新居に引っ越したばかりの香菜子さん。
そのすっきりしていること!
家族のこと、新しい家のこと、ご自身のことを率直に語ってくださいました。

「去年はコロナ禍で学校に行けなかったこともあり、
息子がずっと不安定でした。
自分の価値観を一度アンインストールして
新しい価値観をインストールしないとダメな1年でしたね」


「あたらしい日常料理 ふじわら」の藤原奈緒さんは、
ずっと朝から晩まで働き続けてきた方。
少し前から準備をして、少しずつ荷物おろし、「今、ここ」を感じながら
自分にしかできないことにエネルギーを使うよう
システムを整えてきたそうです。

走り続けていないと不安な私にとって、そんな藤原さんの「荷物の下ろし方」は
本当に胸に刺さりました。

「いつか山の上からいい景色を眺めるために、
私はずっと登り続けてきたけれど、
幸せって『今、ここ』でしか感じられないもの。
下り道でも楽しくいられる自分でいないと、
後悔するんじゃないかと思ったんですよね。
じゃあ、まず降りてみよう、と」

 

「オージャステーブル」を主宰する鈴木恵美子さんは、
産後に体調を崩し、眠れなくなって、心と体がバラバラに。

体はヘロヘロ、心もボロボロ……。
産後の絶不調から救ってくれたのは、
近所のスーパーで売っているごま油でした。

 

生物学社の福岡伸一さん。
インタビューの日、「リラックスした感じで〜」というカメラマンのリクエストに
こんなおちゃめなポーズをしてくださいました。
免疫をつかさどる大切な神経で副交感神経の代表格という「迷走神経」についての
お話を伺いました。

「生命というのは、変わらないために
 頑丈なものを作ることをあきらめました。
 その代わり、変わり続けることを選んだのです。
 ゆるゆるやわやわと作ったものを、壊して作り替え続けることで
 ずっと変わらないでいられるのです」

 

 

さらに、今回から本編の間に「小さなおへそ」というページを作りました。
3つの小さなおへそを紹介しています。
こちらも今度ご紹介しますね。

 

この「おへそ」の取材をしていたのが、6月ごろ。
この時期から、私はいろんな新しい「おへそ」の真似を始めました。
続かなかったこともあるし、すっかり定着したものもあります。
そんな私の「おへそのまねしんぼ」についても、書いていけたらと思っています。

おへその表紙の左上に、小さな文字でこう書いてあります。

「習慣には、明日を変える力がある」

自分が当たり前に繰り返している日々の習慣を変えるには
小さな刺激が必要です。
ハッとして、「これいいかも」と思って、やってみる。
やってみて、考えて、感じてみる。
その繰り返しの中で、新しい「おへそ」が少しずつ立ち上がる……。
そんな体験が、この1冊から生まれたらいいなあと思っています。

さて!
この表紙のエプロンをしている人は誰でしょう?
読んでくださった方にはきっとわかりますよね〜。

 

 

ではでは、みなさま今日もいい1日を。

 

 

 


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ