読んで、真似して、自分の暮らしをちょっと変える。1冊まるごと「使う」ことができるのが「暮らしのおへそ」の魅力です。

いよいよ本日8月30日、「暮らしのおへそ vol32」の発売日です。
今回からリニューアルし、表紙もがらりと変わりました。

何がどう変わったかは、以前書いたこちらをぜひご覧くださいね。

さて。今日はそれぞれの方のおへその言葉を引用しながら、内容をちょっとご紹介しますね。

まずは、巻頭はミュージシャンの坂本美雨さん。
言わずと知れた、坂本龍一さんと矢野顕子さんの娘さん。
「そこ」を乗り越えるのにとても大変だったとおっしゃっていました。
ご本人はとてもニュートラルな方で、いたって自然体。
たっぷりとお話を聞いたひとときは楽しかったなあ〜。

仕事と暮らしがシームレスにつながっていること。
目標を決めず、楽しいほうへと進むこと……。
美雨さんの「おへそ」はまるでさらさら流れる水のよう。
目の前にやってきた「出会いのかたち」に合わせて、
しなやかに自在に姿を変えていきます。

モデルの山葉子さんは、自分の今までにまったく「なかったこと」を始めました。
それがキックボクシング!
それは、跳ね返す力=Noと言える力を手に入れたかったから。

人を殴る競技だなんて、まったくやりたくないことでした。
でも、いつもの自分と真逆のエネルギーを取り入れてみたくなったんです。

 

陶芸家の岡崎裕子さんの「おへそ」は、夫や娘さんたちを送り出した後、
ひとりでサーフィンにいくこと。

ちょうどいい波はなかなか来ないもの。
「思いどおりにいかない」経験は、
何よりの自分へのプレゼント。

 

コロナを機に、都心から逗子へと移住された投資家の藤野英人さん。

順風満帆のように見える藤野さんの人生ですが、大きな挫折も経験しました。
2008年のリーマンショックのあおりを受けて会社が破綻。
自分で作った会社を一株1円。合計3240円で売却。
創業者で社長だったのに、平社員になり最初の仕事は電話番でした。

元「装苑」の編集長、徳田民子さんが長野県に移住して目指したのは
身軽に暮らすことでした。

すべてが目に入るからこそ
暮らしのなかに「整える」習慣が定着。
片づけるのは、次のアクションのため。

インテリアデザイナーの小林マナさんは、
仕事とプライベートを分けず、
「やりたいこと」があれば、すぐにグーグルカレンダーに入れてスケジュールを確保。
先回りするのが、毎日を仕事にのっとられないコツなのだそう。
それを気づかせてくれたのが、保護犬を預かるようになった経験でした。

こうして小林家にやってきたのが老犬のタケでした。
「ゆっくりとしか歩けないタケと一緒に散歩に行くようになって
『ああ、私はもともとこのスピードの人だったぞ』と思い出したんです」

 

長くなるので、今回は半分だけ。
この続きはまた明日。

そして、ご紹介の後には、今回私が真似してみた「おへそ」についても
ご紹介したいと思います。
お楽しみに〜!

読んで、真似して、誰かの「おへそ」を自分の暮らしに落とし込んでみる。
そうして、観察して、失敗し、手放し、残ったものだけが新たな「おへそ」=習慣となる。
そんなふうに1冊を「使う」ことができるのが
「暮らしのおへそ」の魅力だと思っています。

ぜひ手にとって、隅々まで読み込んでみてくださいね。


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