新刊が出ます! 「大人の片づけ」(マガジンハウス刊)

夜、窓を少し開けてお風呂に入ると、虫の音が聞こえて、
あ〜、もう秋だなあと感じます。
まだまだ日中は暑いけれど、季節は確実に進んでいきますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて!
じゃじゃじゃじゃ〜ん!
9月16日に新刊が出ます。
タイトルは、なんと!
「大人の片づけ」(マガジンハウス刊)

担当の編集者、和田さんに(若くて爽やかな青年で、クマさんみたいな優しい目をしています)
「片づけについて書いてくれませんか?」と言われたとき、
「いやいや、無理無理!」と言いました。
だって、私は大雑把人間で、片づけや何より苦手だったので……。

「でも、ここ(我が家で打ち合わせをしておりました)すっきり片づいているじゃないですか?』
と言われて
「いやいや、さっき出しっぱなしのものをザザ〜ッと寝室に押し込んだから……」
と答えましたが、ふと考えました。
「う〜ん、片づけは苦手だけど、『このすっきりした状態』は好きなんだよな〜」って。

片づけに必要なことってなんだろう?
片づけるってどういうことだろう?
それを自分の中から掘り出してみたくなりました。

「はじめに」には、こんなふうに書きました。

机の上に散らばったあれこれを元に戻すのは気が重いけれど、
その先にある「さっぱり片づけて風を通し、
何もない食卓の上で、できたてのご飯を食べたい」
という気持ちと向き合うなら、私にもできそうです。

こうして、ある時から「できないこと」はあきらめて、
「できること」を探すようになりました。

「できること」だけ続けていたら、
いつの間にか、部屋がすっきり整うようになりました。

1章:なぜ片づけるのかを考える

・「買う」=「学ぶ」を卒業する
・夫の片づけには口も手も出さない

など。

 

2章:一田家の片づけ術

・生涯これでいい、という鍋を決める
・クローゼット収納の家具は、ハンガー選びにあり!
・「出口」のある暮らしを組み立てる
・靴下の捨てどきを決める
・苦手でもITの知識はあったほうがいい

など

 

3章:時間の整理術

・時間管理のスキルより体調管理が大事
・テレビに思考を乗っ取られない
など。

4章:人生後半のものの持ち方

・ものを減らすことと物欲の関係性は?
・お金の不安は、現状を「見る」ことから

など。

さらに!!
「片づけってなに?」をプロに教えてもらおう!
ということで、この本のために整理収納アドバイザーのEmiさんに、
我が家のクローゼットの片づけを習いました!
「えっ?そこ?」というEmiさんのびっくり仰天の指摘から始まって、
我が家のクローゼットを大改造するルポ、
Emiさんとの対談も掲載しています。

我が家のクローゼット、激変したんですよ〜!
何がどう変わったか?
プロセスをご紹介しています。
ちなみに、下記が片づけ中のカット。
この後、どうなったのか? そんな様子も見ていただけたらと思います。

引き出しを細々整理することも、
不要なものをその都度処分することも、
出したものを、すぐ元の場所に戻すこともできない………。

若い時には、「できない」を「できる」にひっくり返すことで
新たな扉を開けてきたけれど、
人生後半になったら、
「できること」だけをやればいいんじゃない?
と思うことにしました。

できることを見つけて、できることだけをやる。
そんな「大人の片づけ」について綴ってみました。

素敵な写真は、黒川ひろみさんが撮ってくれました。
9月16日発売。
amazonでは予約が始まっているようです。
もしよかったら、チェックしてみてくださいね。

 

 

みなさま、今日もいい1日を!

 

 

 

 

 

 

 


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