満足感を常に持て! by 所ジョージさんのおと〜さん

西日本は大雨なんだとか……。
東京も今にも降りそうな曇り空です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

なんてことない毎日なんだけれど、
ふとした「すきま」に、「あれ?」「ああ、そういうことだったのね!」と
何かが降ってくることがあります。

自分がどんな状態のときに「それ」がやってくるのかは、
まったく予測できないのですが、
きっと、あまりいっぱいいっぱいではなくて、ちょっと余裕があるときなのかもしれません。

先日、ひさしぶりに「それ」がやってきました!(笑)
仕事に出かけようと、
自転車をぐい〜んと踏んで、自宅からいつもの駅までの道に飛び出したとき……。
その日も暑くて、セミがないていて、
周囲の家には、サルスベリが最後の花を咲かせて、洗濯物が揺れていて。

すると突然「ああ、この風景は、私しか知らないんだよなあ」って思ったのです。
「私しか、知らないことっていっぱいあるんだよなあ〜」って。

今日、朝夫と冗談を言いながら笑い合ったことも、
今朝、私が何の原稿を書いたかも、
コーヒーがおいしく入ったことも、
洗濯物をいつもの軒下に干したことも
私しか知らない………。

この「私しか知らないこと」を、世の中の人誰も「いい、悪い」と評価することもないし、
だれかに何かを言われる筋合いなんてない。

だったら、自分がいいと思えりゃいいじゃないか!
と、あまりにも突然思ったのでした。

若い頃から、ず〜っと
「人にどう見られるか」と気にして生きてきました。
もちろん、それは、ある時は自分を伸ばす力になり、
今でも、もちろん人目は気になるし、悪いことだとは思いません。

でも、誰かに評価してもらったところで、
誰かが私の暮らしに責任を持ってくれるわけじゃない。

私は、私の暮らしを自分でつくり、自分で「いい」と思い、自分で淡々と歩いていくもの。
だったら、たくさん自分の「いい」を育てなくちゃ……。
人のことをあれこれ気にしている暇はない……。
って思ったのでした。

なぜか突然に……(笑)

先日のNHKの「ファミリーストーリ」で所ジョージさんの回を見ました。
所ジョージさんのお父様は、銀行員だったのですね〜。
お母様と大恋愛で駆け落ちして結婚したのだとか……。

夫婦喧嘩をすることもあったけれど、寝る前には必ず
「おかあさん、今日の夕飯はグ〜だったよ」っておっしゃったそう。
いい話やな〜!(急に関西弁!)

そのお父さんが、ある日突然墨をすり、書き初め用の半紙に書いたのが
「満足感を常に持て」
という言葉だったそう。

どんな時にも、「常に」満足する。
この「常に」というところがミソだなあと思います。

悲しいときも、絶望したときも、不満があるときも、心配事に押しつぶされそうな日も
満足感を「常に」もつ……。

満足って、何かがいっぱいあるから感じるものではなく、
自分の心が「いっぱいだ」と感じたときに、生まれる感情なんでしょうね。

いつも満足できる人間になりたいなあと思う朝です。

みなさま、今日もいい1日を!

 


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